2017年11月17日

英雄たちの選択「わかりやすさと正しさ」

BS・NHK「英雄たちの選択・尊氏VS直義」を見ました。
室町時代初期の兄・足利尊氏と弟・直義の内乱「観応の擾乱(じょうらん)」をテーマにしていました。

◎わかりやすさと正しさ
この番組の中で、気になったフレーズで、多数決の原理では、得てして、正しさより、わかりやすさが優先され、間違った選択が行われる場合があり、最初は「正しさ」は、革新的で、少数派であり、民衆に受け入れられ、浸透するには、長く時間が、かかるが、
妥当なモノであれば、容認されると云う事。



◎再評価
今、歴史学や考古学では、科学的調査や文献のデータベース化が進み、いわゆる「勝者の論理」により、ねじ曲げられた史実の検証や再評価が、行われつつあり、歴史新時代を迎えています。

◎松と桜
15日放送のTBS「林修の歴史ミステリー」の東京湾の徳川埋蔵金調査は、煽るような演出で余り面白くなかったのですが、「瓢箪から駒」で、何と昭和の不発弾を発見するドキュメンタリーに変化してしまいました。
それより興味深いのが、「徳川慶喜の大政奉還」の象徴になってる二条城の松の絵がある大広間で、慶喜が大名諸侯に表明する絵がありますが、架空の絵で、実際は前以て、桜の絵がある部屋で、慶喜が内々に数人の重臣達に告げ、後日、重臣が松の大広間で、大名諸侯に伝達し、その場に慶喜はいませんでした。
勿論、大政奉還の史実は、変わりませんが、
慶喜自身がい並ぶ大名諸侯に伝達する形が、様になるので、ドラマなどで脚色して使われ、一般に定着しています。

◎西太后と珍妃
NHK「王朝の幕を閉じた悪女」では、「珍妃の井戸」事件について、両者の子孫や関係者に、伝えられて来た事の間に認知差があり、
文献記録等が少ない歴史検証の難しさが解ります。
ルイスフロイスのような比較的客観「冷めた目」の資料や主観、思い入れ、脚色された資料が混在し、分析力が問われます。






posted by 橙花 薫 at 10:00| TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする