2018年05月22日

SWITCHインタビュー「山田洋次×蒼井優」

NHK「SWITCHインタビュー 山田洋次×蒼井優」を見ました。
映画監督(山田洋次)と監督作品に出演に、よく出演する女優が、舞台挨拶、記者発表的な場は多いですが、マジで対談するのは、あるようで、意外となく、面白い取り合わせでした。

◎フェリーニ・道
山田洋次監督が、自身で「良くない助監督だったよ」とか、「(若い頃)ホームドラマ的な映画は嫌いで、フェリーニの道のような崇高な映画が撮りたかった」など、日本の家族ドラマを代表する名監督が、発する言葉は、興味深いです。

◎東京に行けるから
蒼井優さんも、最初は「オーデションで東京に行けるから」的で、長く女優として、やっていけないと思っていたのが、次第に、オーデションなどに受かったり、仕事が、来るようになり、若手演技派と言われ、「フラガール」で、頂点を迎えます。

◎おとうと
何となくこの世界に入り、結構、仕事も無難器用にこなす感じになり、蒼井優さんが、山田洋次監督作品に始めて出演したのが、この作品でした。
それなりに、演技は、様々な人達に教えられ、学んだつもりでしたが、山田組に入り、演技で、カルチャーショックを受けます。
実は、「フラガール」後に、演技や自分と言うモノに迷いが、生じていた時期でもありました。
これが、後半の対談に関わって深いモノになります。

◎若い生命力・勢い
アメリカ映画などと違い、作品にもよりますが、最近の邦画の主演女優は、10代〜20代の女優が多く、いわゆる等身大で演じられるので、若さ、美しさ、センス、生命力、瑞々しさで、運、監督の巧みな生かし方が加わって、勝負出来る面があります。
30代になると、演技力や人間力なとが必要になり、本当の演技を求める苦悩や生き残りが始まります。
蒼井優さんが、昨年、「彼女がその名を知らない鳥たち」で、アカデミー賞を受賞出来た事は、彼女にとって、かなり感慨深い事だったようです。
「何となくこの世界」に入った女優が、アカデミー賞の受賞スピーチで、「・・映画が好き・・」と言う女優になりました。
今、「フラガール」時代の蒼井優さんの位置にいる代表が、広瀬すずさんですが、三十代の広瀬すずさんは、果たして、どんな女優になるのでしょうか。

◎消費の場、蓄積の場
蒼井優さんは、舞台が、最低でも、2ヶ月は、同じメンバーなどに演技を学ぶ機会が多いそうです。
ドラマなどは、拘束待ち時間は多いですが、そのシーン、そのキャストだけで余り全員が揃う事は意外と少なく、最近の映画監督は低予算で、撮影期間も限られ、演出はしても、演技を教える事は少なくなったり、映画、ドラマなどは、消費の場になり、別に舞台に限りませんが、演技の蓄積の場が、なくなってきてるようです。

posted by 橙花 薫 at 10:00| TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする