2017年09月11日

関ジャム・裸になった福山雅治(創作と言うモノ)

以前NHKで、旬の男性を追うドキュメンタリー(いま裸にしたい男たち)と言う番組がありましたが、対象者の実像を、引き出し描くことは、信頼関係などもあり、容易ではありません。
関ジャムゲストが、福山雅治さんの回では、
彼が、丸裸にされたように、素直で、率直な
アーティストのコメントを聞く事が
出来ました。

実は、前日、テレビ朝日で、世界が驚いたニッポンで、京都の文化財特集で、外国の職人と宮大工や仏師の交流があり、言葉は、通じないモノの、同じ道を目指す実力者同士の
尊敬や感性で、通じ会えるシーンを見ていたので、同様に、福山雅治さんの口から
奥深い言葉が、飛び出した気がしました。

いしわたり淳治さんの福山歌詞分析での、
「正しすぎると、人は、気にならない」
逆幅にふり、本筋に返るは、多くの表現に
通じる奥深い言葉に、思います。

「家族になろうよ」は、タイトルは、最初「しあわせになろうよ」で、プロの感覚で
変えたとか。

作詞における主観と客観を行き来しながら、その狭間で生まれるモノは、プロを感じさせます。

プロデューサー木崎賢治さんが、「Good
night」の歌詞を引き出したのも、
木崎さんが、その手法を伝授してくれたのでしょう。


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2017年09月10日

ドラマの見方・コードブルー(成長した姿)

数年振りに、復活したドラマ・コードブルーは、なかなか面白いです。
ドラマでは、フェローから、一人前のドクターに成長した姿が、描かれていますが、
リアルな面でも、山下さん、新垣さん、
戸田さん、比嘉さんを、始め、当時から
演技的に、成長した役者さん達の姿が
リンクしてしまいます。

また、当時は、フェローとは言え、年齢的に
無理がありましたが、今回は、リアル感があり、説得力を備えています。

浮き沈みの激しい芸能界で、主要キャスト
が、変わっていない点も、嬉しい感じです。

かつて、フジテレビ系医療ドラマに、
出演し、成長、人気で存在感を、増したのが
高橋一生さんです。

また、最近、フィクションながら、
ノンフィクションと超リンクし、
演技的に、凄かったのが、ドラマ「黒革の手帖」の武井咲さんの演じる主人公が、
妊娠検査薬で、子供を身籠ったシーンでした。

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2017年09月04日

関ジャム・感性の触れ合う瞬間

関ジャム「石川さゆりの歌声検証」は、最近の関ジャムが、テクニック中心の話題が多い中(それは、(それで面白いのですが)表現力の話題が面白かったです。

石川さゆりさんは、曲をレコーディングする時は、例えば、主人公の背景など、血液型等まで詳細に、思い浮かべるそうです。


そこで、出演者で、「ウイスキーがお好きでしょう」の背景を皆で考えました。
そして、それをもとに、石川さゆりさんが歌唱しました。
歌が終わり、古田新太さんの顔に涙が浮かんでいたのです。

関ジャムメンバーも、それに驚きの反応でした。

石川さゆりさんの感性が、同じく
古田新太さんの表現者としての感性と、
触れ合った瞬間でした。


かなりハイレベルで、超繊細な、感性を見た感じでした。


これと、色合いは、違いますが、「有吉の夏休み2017」も、有吉さんの毒舌の中にも
仲間への気遣いや、プライベート感を出しながら、笑いをちりばめる感性を味わえました。












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2017年06月18日

2017年4月クール・ドラマを振り返って




2017年4月クール・ドラマであるテレビ朝日

「警視庁捜査一課9係 Season12」が、 始まる前に、渡瀬恒彦さんの

訃報がありましたが、今クールのドラマが最終回を迎えつつある13日に、




遺作となったテレビ朝日「やすらぎの郷」の野際陽子さんの訃報も伝えられ、

テレビドラマで、活躍された二人だけに哀悼とともに、ドラマ好きの私には、

特にドラマを考えさせられるクールとなりました。



野際陽子
渡瀬恒彦さんについては、以前に書きましたので、今回は
野際陽子さんについて少し書きますが、元NHKアナウンサーであり
元局アナからの転身女優として、最も成功した女優さんと言う気がします。
又、フランス帰国後、飛行機から外国の最先端ファッションだった
ミニスカート姿で登場し、「日本におけるミニスカート第一人者」とも
言われたファッション性、そして元NHK局アナと言うインテリジェンスを
兼ね備え、視聴率30%以上を記録し一世を風靡したテレビドラマ「キイハンター」
では、主題歌の「非情のライセンス」も歌うなど、トレンド女優であり、



その後、テレビドラマ「ずっとあなたが好きだった」で息子・
冬彦(佐野史郎)を溺愛ママ役を演じ、当たり役となり
多用な母親、キャリアウーマンなど多彩なキャラを演じる女優となり
年齢に応じた女優像を作り、人気を保ち続けた女優さんです。



特に晩年、「浅見光彦シリーズ」の浅見光彦の母・浅見雪江、
「TRICKシリーズ」 の山田奈緒子の母・山田里見役は
シリアスな母と言う面と、インテリジェンスを漂わせながら
そのギャップを上手く利用したユーモアや振り切れる一面がある
コミカルな演技は、ちょっと他のベテラン女優さんでは
出せない絶妙な演技でした。



ゲスト俳優
一話完結連続ドラマでは、ゲスト俳優の演技がポイントに
なる事がありますが、起用が上手かったのがテレビ朝日の
「緊急取調室」で、シーズン2となり、レギュラーの安定感に
変化をつけるエッセンスとなり、レギュラーと良い化学反応が見られました。
「刑事コロンボ」と同様、予め犯人が解っていて、取調べが
メインだけに、ゲスト俳優の個性を生かした演出が光りました。
特に最終回、鶴見辰吾さんと眞島秀和さんの取調べの緊迫感は
見応えがありました。


共感
前クール・日テレ「東京タラレバ娘」が、女性の支持を
受け、なかなか好調でしたが、冴えない理系女子達が、
お洒落・イケてる女を目指すフジテレビ
「人は見た目が100パーセント」の主演が、
「世界で最も美しい顔100人」にもランキングされ、
もう十分イケてる女・桐谷美玲さんでは、メインターゲットで
ある若い女性の共感は得にくい気がし、佐藤 聖良役の



ブルゾンちえみさんが、注目されたのは、解る気がします。
昔のフジテレビなら、失敗覚悟で、今トレンドの若手ピン芸人の
一人であるブルゾンちえみさんを主役にするチャレンジ精神が
あった気がします。
何故かジャンルは多少違いますが、酒井藍さんを吉本新喜劇史上初の
女座長にしたニュースと比較してしまいます。



せっかく冒険したのに、放送時間枠違い
前述の冒険しない「人は見た目が100パーセント」に対して
フジテレビが、主人公は探偵でありながら推理せず、使用人に
推理をさせる貴族という斬新な企画で冒険した「貴族探偵」で、
私も期待したですが、成績はそう悪くないのですが、「月9」で
背水の陣のレギュラーに豪華なゲストの割りに、
対費用効果が悪く、「緊急取調室」に比べ、ゲストが余り
生かされていませんでした。



「月9」は、そもそもヒーロー&ヒロインがキラキラ輝くドラマですが
使用人達の推理どうしてもメインで、相葉雅紀さんのファン
も物足らないでしょうし、「戦力外捜査官」の武井咲さんの
ズッコケる面白さであれば良いのですが、推理違いだけが
クローズアップされる武井咲さんも、何かちょっとヒロインと言う
感じがしません。
せっかく冒険したのに、放送時間枠が違ってる感じで、テレ朝の
金曜深夜ドラマのような時間帯で、いっその事、使用人達を
主演にしたドラマなら、コスパの良いドラマに仕上がった気がします。



コスパ
費用をかけた割に、効果が伴わなかった「貴族探偵」ですが、
同じフジテレビ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」は、
TBS「小さな巨人」と言う強力なライバルがいる中、又、
レギュラーに比べ、ゲスト俳優は、決して認知度が高い
俳優さんが多くありませんでしたが、 視聴率的に



及第点で、今クールでコスパに優れたドラマだった気がし、
主演の櫻が個性的で、ヒーロー&ヒロインが活躍し
「貴族探偵」より「月9」らしいドラマだった気がし、
良い企画やコンテンツながら、それを活かしきれず
他社に後塵を拝するフジテレビにモドカシサを感じます。



お約束の勝利
マンネリと言われながらも、人気が高い「水戸黄門」は、
やはり、お約束・定番の安心感の効果が絶大です。
シーズン2を迎えてるテレビ朝日「警視庁 捜査一課長〜ヒラから
成り上がった最強の刑事!〜」はSPドラマから連続ドラマ化され
良い意味で、お約束・定番を上手く引き継いでいます。
今迄、中心に据え置かれる事が無かった「警視庁捜査一課長」の
切り口の斬新さに、加えたお約束シーンがあります。



◎番組冒頭、事件の電話を受ける捜査一課長
◎遺体発見現状での、大福こと平井 真琴の勘、
鑑識課主任・武藤 広樹の細かい数字、
◎大岩捜査一課長の側近中の側近である運転担当刑事の
 修行風景
◎捜査会議での管理官の指示や大岩捜査一課長のゲキ
◎大岩捜査一課長の上司・警視庁刑事部長の笹川 健志の
業とらしい登場と、老練な捜査のヒント
◎大岩捜査一課長の妻・大岩 小春や飼い猫ビビとの
 家庭での事件解決に至るヒントやラストのシーン
など、大福の差し入ればかりで、他のモノも差し入れしろの
ツッコミもいれながら見てしまう、横綱の得意組み手に
持ち込むようなテレビ朝日の巧妙な術中にはまる私も含めた
視聴者が多くいます。



又、フジテレビ「踊る大捜査線」では、捜査本部の設営や会議シーンが
秀逸で、キャリアとノンキャリアの隔絶を描く一方、それが真下正義の狙撃を
代表するように、全署、全警察組織一丸となった捜査姿勢が感動を呼びましたが
金田明夫さん演じる「探し、見つけのヤマさん」こと小山田 大介を中心にした
チームの地道な捜査姿勢が、大きな魅力となっている事も見逃せません。



予定調和を崩す
フジドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は、ドラマ「sp」を
踏襲するような格闘シーンと白黒でなくグレーゾーンの決着、
西島秀俊さんと石田ゆり子さんの出演で「、ドラマ「MOZU」のような
感じもありますが、ハードボイルド的で、描き方が面白いです。
「緊急取調室」の最終回ゲストの眞島秀和さんの後半、ミステリアスな
存在の石田ゆり子さんはドラマの盛り上げ、又、今回、今までで一番
当たり役とも言える大山玲役で、存在感を魅せた新木 優子さんは
同じフジテレビ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」のシーズン3
で、横峯あか役を務め、今後注目女優さんの一人です。



悪女
フジテレビ「サイレーン」で、橘カラ役の菜々緒さんが
悪女役デ一気に女優としてブレイクし、今クール
日テレ「ボク、運命の人です。」では、当時,敵対するキャラが
仲の良い友達キャラでの再共演と言うのも面白い感じです。
今クールTBS「あなたのことはそれほど」では、清純、爽やか
イメージの波留さんが、女の敵的キャラで、業界内の評価は急上昇し
女優としてステップアップした感じがあります。



かつて、名取 裕子さんがNHK松本清張「けものみち」の悪女役で
女優開眼し、、同じく、米倉涼子さんが、テレビ朝日・松本清張
「黒革の手帖」で、大女優となり、次クールでは
同じく、米倉涼子さんのオスカーの後輩・武井咲さんが、
「黒革の手帖」で、主演に挑みます。



シリーズ化と路線化
TBSは、ドラマ「JIN-仁」、「半沢直樹」の大ヒットで、
マンネリ化を嫌い、シリーズ化と言うより、同じような
路線ドラマ、今回なら「小さな巨人」で、大ヒットホームランを
狙う傾向があり、テレビ朝日は「科捜研の女」、「相棒」、
「警視庁捜査一課9係」など、シリーズ化が、中でも刑事モノが
得意で、「警視庁 捜査一課長」も仲間入りそうで、コンスタントな
ヒットを狙い、、一度当たれば、とことんシリーズ化を
進める米ドラマのような戦略傾向があるようです。



再ブレイク
近年、石田ゆり子さん、斉藤由貴さんなど、かつて
女優や歌手としてブレイクし、以前とは違った大人キャラで
新たな魅力を発揮する女優さんの活躍が目立っています。
木村佳乃さんのように、結婚して吹っ切れた一面もあるのか
テレビ「イッテQ」などお笑い芸人顔負けの体を張ったなりきりキャラで
ファン層や好感度を拡げ、それが演技面の幅となっている女優さんもいます。



今クールでは、日テレ「母になる」では、最近復活傾向がありましたが
沢尻エリカさんが、日テレ得意の「Mother」を代表とする
母モノドラマで、 主婦層の共感を得られ、ドラマ「タイヨウのうた」
映画「手紙」などの雰囲気を取り戻した事は、大きな成果です。
波留さんは、演技上嫌われキャラで、女優評価が高まり、沢尻エリカさんは
ドラマキャラで、支持層を広げるドラマのキャライメージは、面白い存在です。



NHK BSプレミアム・プレミアムステージ
    「ハムレット」


日本テレ「ボク、運命の人です。」で、ライザップ的
満島真之介のキャラが面白く、前クールでは、ドラマ
TBS「カルテット」の変人キャラが魅力的だった満島ひかりさん、
TBS「リバース」では、藤原竜也さんが主演していますが
先日、NHK BSプレミアム・プレミアムステージ
蜷川幸雄演出「ハムレット」で、この三人が出演していました。
逝去された平幹二朗さんの殆どふんどし一丁的衣装で、舞台上で
水をかぶる体当たりシーンにも、役者魂にも感心しましたが、



この舞台は、以前好評を博した舞台の再演で、蜷川さん自身が
最後の演出と言う自覚で演出にあたり、そのドキュメント番組で
藤原竜也さんは、以前の演技を蜷川さんに全否定され、再構築の
演技に悩む姿や、満島真之介さんや満島ひかりさんも、暗中模索的な
シーンが描かれ、こういった経験が、俳優を成長させるのだと言う
気がしました。








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2017年06月15日

ごぶごぶ・一流芸能人に通ぶって紹介できる大阪のスポットが知りたい後篇(大阪・天空のバー&レストラン)



6月13日放送のMBS「ごぶごぶ」は、ドランクドラゴンの

ゲストの塚地武雅さんの望みである「一流芸能人に

通ぶって紹介できる大阪のスポットが知りたい」の

先週に引き続いての後篇でした。



寝落ち体験
先週のラストは、今話題のヘッドスパ専門店「悟空のきもち」に
入ったところで、終わり、いよいよの「寝落ちヘッドスパ」で
本当に、僅か10分位で、寝落ちし、急遽、浜田雅功さんが、
ロケバスで待ちくたびれてる演出で、塚地さんが、目覚め、慌てて
平身低頭して浜ちゃんの元へと言うシーンになりました。



ウルトラツンデレーダー体験
塚地さんの「ももいろクローバーZ」好きは、有名ですが
メイドカフェには、仕事で取材に行った位で、余り経験が無いと
言う事で、「ごぶごぶ」では定番の難波メイドカフェ「CCOちゃ」で
東野さんとロンブー淳さんも洗礼を受けた「ウルトラツンデレーダー」で
私生活は暴露されるは、「あんた豚でしょ!?」などと罵られ
責め続けられ、最後に塚っちゃんのお尻にキレイにキックが入り
尺ができて終了となりました。



今回は、それまで、塚地さんが、願を叶えた大満足のところばかりで
ラストがこれで、「こんなシーンで終わりたくない」。
塚地さんは、最初は、驚きで何事か解らないのですが、すぐ
その場の状況・雰囲気を察知し、相手のメイドさんも上手くノセ
ヒートアップ、こんな処に、塚地さんが役者として良く起用される
要因の一つが出ていました。



天空にそびえる隠れ家バー
     イタリアンダイニング3601


浜ちゃん一行は、リムジンのお迎えで、37階建てタワーマンションの
ここの36階にある隠れ家バー 「イタリアンダイニング3601 」に
行き、おそるおそるドアを開けると、中は立派なお店で、
その眺めを見るなり、二人とも「うぉー」と叫びます。
VIPルームも備え、芸能人もよく来るそうで、一見さんお断り
の感じですが、一般の人も大丈夫だそうです。
今回のテーマ「一流芸能人に通ぶって紹介できる大阪のスポット」と
して、その眺望と雰囲気に塚地さんも一番気に入ってた感じでした。



大阪の天空のバー&レストラン(番外編)

ラグナヴェール プレミア/
大阪ステーションシティ最上階(28F)
<150mからの眺望>夜景確約!
乾杯スパークリング+赤ワイン+白ワイン計3杯


ラグナヴェール プレミア
      (大阪ステーションシティ最上階28F)

大阪ステーションシティの最上階に位置し、大阪駅直結という
アクセスの良さに加え、モダンでラグジュアリーな内装と
地上150mからの大阪パノラマという非日常的空間で
フレンチを楽しめます。


ピエール/インターコンチネンタルホテル大阪
【窓際確約】カクテル付き!「境界線」
〜お魚・お肉Wメインなど充実の全6品


ピエール(インターコンチネンタルホテル大阪)
インターコンチネンタルホテル大阪の20Fにあり、天井まで
敷き詰められたワインセラーのエントランスを抜けた先にある
ンテンポラリーラグジュアリーな空間です。


ラ・フェット ひらまつ
【窓側席確約】地上200mの夜景と共に!
一日数組限定!食前酒付き豪華8品フルコース


ラ・フェット ひらまつ (大阪・中之島)
中之島フェスティバルタワー37階、北は淀川と北摂の山々、
南に大阪城、西の遠くに大阪湾、晴れの日には神戸の先に
淡路島や明石海峡大橋もと言う地上200mからのパノラマビューを
楽しめ、複数のダイニングや個室で構成された店内は、デザイナー・
森田恭通氏がインテリアデザインを手がけています。


スカイラウンジ エアシップ/
ホテル大阪ベイタワー
窓側席確約!地上200mからの夜景がすべてを
ロマンティックに...Birthdayカクテル付!全8品


スカイラウンジ エアシップ
      (ホテル大阪ベイタワー )
宝石をちりばめたような地上200mの天空の劇場と言える大阪で
いちばん夜景がきれいなホテルの最上階51Fにあるレストランで、
アニバーサリーディナーを楽しめます。


トップ サーティー 【窓側確約】
乾杯スパークリングやホールケーキなど豪華4特典付!
豪華食材を使った全7品ラベンダーコース


トップ サーティー (大阪・梅田)
梅田にそびえたつシンボルタワー大阪マルビル30に構える
ダイニングバーで、地上126mから景観を独占できる窓際席は
とっておきの特等席でのアニバーサリープランです。


スカイレストラン&バー Top of Universal/
ホテル京阪 ユニバーサル・タワー32F
【窓際確約】夜景と共に。季節香るスタイリッシュディナーコース


スカイレストラン&バー Top of Universal
    (ホテル京阪 ユニバーサル・タワー32F)
USJから徒歩2分、ユニバーサルシティ駅直結と言うアクセスで
地上120mからの夜景が眺望できるホテル最上階のスカイレストラン。
東西にあしらわれた7mの高さのある窓からは大阪と神戸の夜景を
一望することができます。


スカイラウンジ スターダスト
【記念日×窓際確約】ホールケーキなど5大特典付!
オードブル、鮑、牛フィレなど!贅沢な一時を


スカイラウンジ スターダスト
            (梅田スカイビル)
大阪駅徒歩10分と大阪キタの繁華街から少し離れている
こともあり、隠れ家的な梅田スカイビル・タワーイースト
39Fの店内には大きな丸窓があり、素敵な夜景が楽しめ、
空中庭園展望台チケットも付いたプランで、
デートにぴったりです。

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2017年06月05日

祇園 女たちの物語〜お茶屋・8代目女将(おかみ)〜(京老舗の代替わりの時)



6月3日放送NHKスペシャル 「祇園 女たちの物語〜お茶屋・

8代目女将(おかみ)〜」は、面白い視点と「京の代替わりの時」を

感じました。



★祇園 女たちの物語
       〜お茶屋・8代目女将(おかみ)〜
日本最大の花街、京都・祇園は僅か1q四方に狭い路地に、60軒余り
のお茶屋が軒を連ね、百人を超える芸舞妓が暮らし、一見さんお断り
など独特のしきたりで、200年間続くお茶屋い「富美代」を守って
きたのが8代目の女将・太田紀美(77歳)さんで、太田さんのお茶屋には
代々続く、家訓がある。「当主は女。結婚しないこと」。そのしきたりは、
祇園で働く女性にも同じで、結婚する時はすなわち、街を出る時です。
祇園で生きることを選んだ女性たちの切なく、誇り高い物語を描いています。



代替わりに関連する京都番組
この番組自体も面白いのですが、此処、2〜3か月に私が見た京都に
関する幾つかの番組を合わせると、非常に奥深いモノを感じました。



京都人の密(ひそ)かな愉(たの)しみ「桜散る
シリーズ完結となり、本編ドラマで、九代続く老舗の有職菓子司
「久楽屋春信」の若女将・沢藤三八子(常盤貴子)に
老舗の重圧を背負わせるのを不びんに思っていた母(銀粉蝶)は
職人頭の茂さんにのれん分けの相談をするが、彼はもっと適任の
男としてあげたのが、かつて三八子と訳ありの弟弟子の三上(石丸幹二)。
京都の風土が描かれ、本編ドラマでは、京の老舗の姿が描かれ
シリーズ後半は、代替わりがドラマの大きなポイントになっています。



NHKプレミアムカフェ 祇園・継承のとき
〜井上八千代から三千子へ〜
(初回放送2000年)

京都には上七軒、祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町の5花街があり
「祇園 女たちの物語」の舞台は、祇園甲部で、その祇園甲部の
正式唯一の流派が、京舞の井上流で、その井上流の家元が
井上八千代で、「祇園 女たちの物語」でも都をどりなどで
その姿が見受けられました。
この番組では、祖母・四代目家元から孫・五代目に
代替わりの時を、古都の冬から春の訪れの中に描いています。



プレミアムカフェ ハイビジョン特集 
   白洲正子が愛した京都
▽初回放送(2008年)
京都を「生まれ故郷のようだ」と語っていた随筆家・白洲正子
ゆかりの場所や人をくまなく紹介し、ホンモノに溢れた街
の魅力を描いていますが、そこに四代目家元・井上八千代さんが
登場していて、ゲスト達が、テクニカルなモノを超えた
凛とした力強い生き方が凄いとコメントし、白洲正子さんに
通じる共通する点を感じますが、「祇園 女たちの物語」
でも8代目の女将・太田紀美さんの花街に生きる女としての
覚悟を嫌と言う程知る事になります。



恋舞妓の京都慕情
J:COMチャンネルで放送されている京都・祇園甲部の舞妓、
茉利佳(まりか・「つる居」所属)、佳つ扇(かつせん・「小田本」所属)、
美月(みつき・「つる居」所属)の3人が、京都各地を巡る番組で
舞妓から芸妓になる(襟替え)などで、出演者が代替わりしていきます。



現在の先代出演者であり、襟替えで番組卒業した芸妓・紗月さんが
芸妓・舞妓の新年挨拶のシーンで少し登場していました。
この番組では、京都探訪と共に、舞妓達の無邪気な姿が魅力ですが、
その舞妓達がやがて芸妓になり、「祇園 女たちの物語」では、
祇園甲部の人気芸妓・真生さんに後輩達が結婚観を相談する姿があり、
その姿は対照的であり、芸に生きるか結婚を選択し、花街を去るかの
決断する時がやがて、やって来ますが、それは、8代目の女将・
太田紀美さんがかつて、決断した姿にも重なります。



NHKプレミアムカフェ
  「受け継ぐ 京都 老舗料亭の代替わり」
(初回放送:2006年)

「祇園 女たちの物語」では、老舗料亭「吉兆」の仕出しする
姿が見られましたが、老舗の料亭・瓢亭の14代主高橋英一さんが、
息子・現在15代目となっている高橋 義弘さんへの代替わりが描かれ、
受け渡す時を探る父、そして、その時を待つ息子の姿が淡々と描かれています。



 「富美代」の家訓
この茶屋には、そこに生れた女性の一生を
縛る厳しい家訓があります。
1.女として生れた者は、女将の跡を継がなくてはならない。
1.継いだ者は生涯、結婚することは許されない。
1.娘を生み、女将の跡を継がさなくてはならない。



娘への代替わりを躊躇するのは、かつての女将の経験と決断がありました。
女将は若い頃、男性と恋に落ち、その恋が諦められず、祇園を去る決断をし
その男性の子を身籠り、病院で一人で出産し、女の子を出産しました。
その病院に先代の女将(母)が訪れ、幸い女の子なので、後継ぎで
出来るので、二人で家に戻って来るか、嫌なら、このまま家に戻らず
祇園から出て行きなさいと宣告され、太田紀美さんは、結局、
戻る事を選択しました。



お茶屋なんか燃えてしまえ
女将は、最高責任者として大切な仕事である
都をどりチケット販売に追われる最中、「マッチ(チケット)売りの
少女でのうて、マッチ売りの老婆や」と云うなど、
苦労も笑いに変えてしまいます、
そんな女将が、若い頃、その家系は嫌で嫌で、その縛りか
ら逃れたい為に、「家(お茶屋)が燃えたら良いのに」と
何度も思っていたら「ほんとに燃えたんどすえ」と笑いながら言います。
「それから、とんでもない事や想って・・・」。偶然の出来事ですが、
女将らしい表現の中に深さを感じてしまいます。


高台寺 秋の夜間特別拝観

男前と女性らしい繊細なおもてなしの
       拝観後の高台寺
「女将は結婚することは許されない」は、お客にすべてを捧げ、
お客を恋人に接するようにもてなす、究極のおもてなしと言えます。
そこには、白洲正子さんによる京都人とは「千年のすれっからし」と
表現する、良い悪いを超えたような千年の都を守ってきた京都人、
花街・祇園を守る強さと覚悟、世間の尺度とは違った感覚があります
お客の為に、拝観後の高台寺を借り切って、1年に数日しかない
見頃な紅葉のライトアップを見せるおもてなしは、女将の
格と日頃の人間関係が無いと成し得ない事であり、男前な部分と
繊細なと女性らしい部分が両立して初めて出来るおもてなしです。



代替わりの決断
ドラマのように、代替わりの決断する時と言うモノは
ドキュメンタリー映像では、はかなか捉え辛いですが、
「祇園 女たちの物語」では、その姿を見事に捉えています。


都をどり

都をどりチケットの口論
体調の悪いお茶屋「富美代」の8代目女将の太田紀美さんが、
自分の体力の限界や代替わりの苦悩もあり、ついに不満を
爆発させ、「都おどりのチケット」の件で、娘と口論します。
女将は、娘の仕事振りから、テクニカルな要件は既にあり
後は経験が育ててくれるので、心構えや覚悟の問題だけと考え
「未だ、その器で無い」と判断し、娘は、「都おどり」の
最高責任者がする仕事・権限であり、他の仕事は手伝うが
その仕事は、正式に女将となっていない以上、私が関知しては
いけない仕事であり、ある意味、女将の立場を気遣っていました。
娘さんには、「遠慮しないで、さっさと譲るといってよ」と言う
気持ちがあったのかも知れません。



お互い、宿命と言うモノを認識し、受け入れているのですが、
お互い口に出せない躊躇と女の意地の張り合いがありました。
その躊躇には、祗園しか知らない女将が、娘に、出来るだけ
外の世界を経験させたいと留学を勧めた母の娘への想いがあり
そこにあるのは「京都人の密(ひそ)かな愉(たの)しみ」の
三八子と母の姿がありました。



女将の手術
長年の女将暮らしで、体力的限界が、遂に足に現れ、
足の手術を決断し、その手術後、すぐに自宅に帰り
何と仕事の打ち合わせすると言う母に、いつもは、女将の立場を
たてる事が多いのに、「そんな事は、私が出来るし私がするから」と
何時には無い、強い口調で、、女将の無謀な行為に、若女将のように
母を制止し、女将は、その時、「そんなら、あんた(娘)云う通りに
休ませて貰います」と素直に嬉しそうに、言う事をききました。
この時、女将と娘と言うより、母娘の心のキャッチボールがありました。


リーガロイヤルホテル京都

お茶屋「富美代」・創業200年記念パーティー
京都唯一の回転展望がテレビに映ったので、リーガロイヤルホテル京都で
「富美代」創業200年記念パーティーが行われたようです。
そこで、8代目の女将・太田紀美さんは、正式に、9代目女将・太田直美さん
を発表しましたが、その後、太田紀美さんが、馴染みの客と
女将の重責から解放され、太田紀美として興じる姿とその母を
女将として、襖の陰から見守る9代目女将・太田直美さんの姿が
印象的です。




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2017年06月02日

シリーズあの人の京都(白洲正子&&東山魁夷&ごぶごぶ亀屋則克・浜土産)



NHK・BSプレミアムカフェ「シリーズあの人の京都」は、

3日間にわたって京都が描かれ、見応えがありました。

希林の宴は、ここで以前にも取り上げ、谷崎潤一郎さんは

TV特集でも、よく題材となっていますが、白洲正子さんと

東山魁夷さんは、珍しく、又、京都(生活・文化)に対する

共通する奥深い審美眼が見受けられます



第1日目
「京都、希林の宴(うたげ)〜とっておきの仕出し巡り〜」
(初回放送:2015年)
「仕出し」は京都人にとって最高の贅沢(ぜいたく)。品書きから器まで、
その舞台裏を、古都を愛する樹木希林さんが徹底探訪!

第2日目
「ハイビジョン特集 白洲正子が愛した京都」(初回放送:2008年)
京都を“生まれ故郷のようだ”と語っていた随筆家・白洲正子ゆかりの
場所をくまなく紹介、ホンモノに溢れた街の魅力を描く。



第3日目
(1)「とびっきり京都 谷崎潤一郎の愛した都 」(初回放送:2000年)
西洋趣味のハイカラで鳴らした谷崎はなぜ京都に惹(ひ)かれたのか?
谷崎を愛する佐野史郎さんが縁(ゆかり)の地を訪ねる。
(2)極上美の饗宴(きょうえん) シリーズ
  「東山魁夷の旅 挑戦の京都」(初回放送:2011年)
年の瀬の京の街並みを描いた「年暮る」(1963)は、東山の代表作の一つ。
美を求めて古都に対峙した巨匠の挑戦をたどる。



「60にならな、分からん味」
「白洲正子が愛した京都」の前にMBS「ごぶごぶ」を見て
ダウンタウン浜田雅功さんと西川貴教さんが「京都の街の
京都の人気和菓子店を巡る」テーマで、都市中京区中京区の
「御菓子司 亀屋則克」で、「浜土産(はまづと)」を食した時
浜ちゃんが「60にならな、分からん味」とコメント。
表現し易い濃厚な味と違い、微妙な淡い味で、二人にはレポが
難しいお味から出たコメントでしたが、白洲正子さんの
幼少期と晩年期の京都、東山魁夷さんの「年暮る」の
誕生経緯に似て、ある境地に達して「初めて解る(出来る)」を
現した浜ちゃんの名表現でした。



浜土産(はまづと)
ハマグリの貝殻に寒天と砂糖などを一緒に煮詰めたものを流し、
浜納豆を入れ固めたもので、琥珀糖の甘さと納豆の味噌風味が
調和した独特の味が広がる美しく涼しげな一品。
海岸から遠く離れた京の町において、見るからに海辺のお土産の如く
真夏でも日持ちするお菓子をと、此処の初代が考案し、
いまに受け継がれている夏の涼菓で、「鯖街道」を感じさせます。
貝殻のなめらかな方へ爪を入れて開き、空いた殻ですくって
食べる事もできて、平安時代の貴族の遊びのひとつで、90個以上の
貝殻を並べてひとつの貝殻に合う貝を見つけるという現代の
神経衰弱に似た平安時代の雅な遊び「貝合わせ」を
この和菓子も京の雅と地域性を語っています。

白洲正子


清凉寺

嫌だった京都が美の原点
この親にして、この娘ありと思わせる美人だった
白洲正子さんの母・樺山常子さんは、京都、特に嵯峨野が好きで
遺言に、分骨して嵯峨野・清凉寺にお墓がある程の京都好きで
白洲正子さんも幼い頃、母に連れられ、京都によく連れて
行かれましたが、著書にもある様に、子供としては退屈だったようです。



又、4才から能を習い始め、女性として初めて能楽堂の舞台へ
あがった経験があり、子供の習い事、まして、男中心の伝統芸と
言える能を、本人が積極的に習い出したとは、思えません。
しかし、この退屈だった京都と能が、白洲正子さんの美の原点となっています。
又、当時として珍しい麹町の洋館育ちで、14歳から4年間、アメリカ文化に
浸った帰国子女と言う超現代・先進的側面も持っている対比、表裏一体の関係も
審美眼に大きく影響しています。



京都人とは「千年のすれっからし」
白洲正子による京都人とは「千年のすれっからし(擦れっ枯らし)」と
言い放っていて、様々な経験をして、悪賢くなったり、人柄が悪く
なったりしている意味がある「すれっからし」で決して良い表現では
ありませんが、京都市出身で、現在は隣接する宇治市に住む
「生粋の京都人」井上章一さんの京都本「京都ぎらい」のような
客観性を持ち、酸いも甘いも含めて京都を愛する白洲正子さんらしい
逆説的表現と言え、世界に類を見ない千年の間、都を維持しつづけた
伝統文化を守った賛辞の言葉と言えます。



かくれ里
白洲正子さんの自著「かくれ里」がありますが、人里離れた山奥という
意味の他に、定番スポットの路地裏、見過ごされがちスポットに
大きく魅かれていくようです。


福井・小浜市の松上げ

花背の「松上げ」
京都の火祭りと言えば、五山送り火、清涼寺のお松明式とともに
京都三大火祭りに数えられる 「鞍馬の火祭」が有名ですが
その鞍馬寺から山道をずっと北に進んだ洛北の山村
花背に伝わる8月15日「花背の松上げ」に魅かれています。
河原一帯の約千本の松明に徐々に点火して高さ20mの大傘に向かって
その松明を投げ上げ入れ、大傘に火をつけます。



又、祭りのクライマックスは、勇壮ですが、祭りの前に松上げ場所を
散策すると、準備されている1000本の松明と聳え立つ大傘が
静けさと神秘性があり、白洲正子さんは、もしかしたら、
これに一番魅かれたかも知れません。



大覚寺・石仏
大覚寺と言えば観月で有名な大沢池や伽藍、国宝・重要文化財
などが知られていますが、白洲正子さんは、大沢池の傍らにある
石仏群で、それも雨の日が大好きです。
「いつ・誰のために作られたのか?何も分かっていない。 鎌倉といわれている。
雨に濡れた石の肌がほのぼのと香るがごとく煙っている。
石仏を見るのは雨の日に限ると思った。」


愛宕神社

火の神秘性
白洲正子さんは、又、愛宕神社にも良く行っていますが
全国に約900社を数える愛宕神社の総本宮として京都の愛宕山上に
鎮座し、 古くより火伏・防火に霊験のある神社として知られ
転じて、京都の台所(おくどさん)の神様であり、火に魅かれる
白洲正子さんは、脳の「薪能」の神秘性の記憶があるのかも知れません。


美山荘

健啖家・白洲正子
白洲正子さんは、健啖家としても知られ、京都に行くと、
愛宕山麓の「平野屋」を訪れ、「焼き鮎」を食し、
おかわりをする程に白洲正子さんが愛しました。


平野屋

又、「松上げ」の花背の地にある、摘み草料理で有名な
料理旅館「美山荘」は、白洲正子さんだけでなく、
多くの文化人が愛した宿として知られています


レストラン&カフェ 武相荘

武相荘(東京 町田市)
白洲次郎・白洲正子に2人が移り住み、形作り、
生涯を通して愛した家で、白洲正子さんの美意識が
反映され、武相荘に使われたモノの一つが11代目 
千田堅さんが作る「唐紙(からかみ)」で、
京都の文化を暮らしに取り入れています。
唐紙については、NHKドキュメンタリー 「唐紙〜千年の文様の美〜」
で見ましたが、大変奥深さを感じるものです。

東山魁夷



挑戦の旅
各地を旅しながら、山や森をやわらかな色合いで表現した
東山魁夷さんは、55歳にして全く新しいテーマに挑みました。
それは、「人の営みを描く」ということでした
東山魁夷さんが55歳にして人生最大の挑戦に挑んだ
京都の旅であり、5年に渡って百か所以上を巡る京都への旅を繰り返し、
人の手が造り上げた伝統の美を表現しようと苦闘し、そして生まれたのが、
あの「京洛四季」の連作で、その代表作が、年の瀬の京の街並みを
描いた「年暮る」でした。



写真家目線
番組では、東山魁夷さんの京都旅を「年暮る」を中心にして
以前から観る者を惹きつけてやまない東山魁夷さんの切り取り方、
色の使い方に関心を抱いてきたという写真家の三好和義さんが
辿ると言う形で、写真家の洞察力や科学で色合いの解明、
構図の必然性など面白いアプローチとなっています。



京都の憧れと文豪・川端康成
東山魁夷さんは、題材として京都の美に興味を持ちながら
描く事はありませんでしたが、50代半ばと言う円熟期と言う
テクニカルな面と、文豪・川端康成が、「京都は今、描いといて
いただかないとなくなります。京都のあるうちに描いておいて下さい」と
東山魁夷さんにしきりに懇願した精神的な経緯があります。



断片をクローズアップして全体を描く
東福寺 方丈、「八相の庭」は、作庭家・重森三玲(しげもりみれい)に
より昭和14年に完成し、方丈の四周に庭園を巡らせた形式は
東福寺のみで、その中でも、最も人工感、現代感がある一方
ウマスギゴケと敷石による市松模様の北庭の一部をクローズアップ
したのが、東山魁夷さんの「東福寺庭」です。



しかし、現代的であると同時に、市松模様は、日本の伝統柄であり
重森三玲さんの作意を東山魁夷さんが受け止めた感じでもあります。
このように「京洛四季」の連作54点のうち、ごく狭い部分を切り取った
作品は、半分近い20点ちかくにも及んでいるそうです。



東福寺の庭
三好さんが、庭のあらゆる場所を狭いフレームで撮影を行った結果、
東山魁夷さんの描いた「東福寺の庭」は、規則正しい部分と、
そうでない部分の両方を描こうとした、「広がりのある構図」
であることがわかりました。



二条城の石垣
二条城では、門を入ってすぐの場所にある石垣だけを
リアルに丁寧に描き、外堀の石垣より、丁寧に表面が磨かれ、
隙間が全くないように築かれた石垣は、職人の丁寧な仕事まで
作品の中に描こうとしていたようです。



 「青い峡」
北山杉の見事な姿を描いた「青い峡」は、数寄屋造りなど
建築用材としても珍重される北山杉の杉木立は、全て人の手に
よって植えられ、40年もの歳月をかけて手入れされ育てられているそうです。
自然美と言うより、自然と融合、共生しながら、人が関わる事により、
伝統が維持される美を描こうとした作品だという感じです。



光悦寺「秋寂び」
光悦寺にあるこの竹垣は、光悦が晩年を過ごしたと
いわれる大虚庵の路地と光悦寺の境内を仕切っています。
矢来風に菱に組んだ組子の天端を割竹で巻いて玉縁とした
光悦寺独特の垣で、「光悦垣」と呼ばれています。
東山魁夷さんは、光悦寺の茶室・太虚庵の「光悦垣」を描き、
光悦垣の前には萩、後ろに紅葉でまさに「秋寂び」の情景です。



一力茶屋「一力」
NHK「ブラタモリ・京都・祇園」では、赤穂浪士を題材にした
「仮名手本忠臣蔵」にも登場する「祇園一力茶屋」は、
一力の門はもともと四条通に 面していたのが、花街が
移った事により、花見小路通りに変わったと説明されていました。
東山魁夷さんは、その赤と黒茶の塀だけをを描いています。



円山公園「花明り」
観光客の定番スポットであり、京都市民の憩いの場でもある
京都「円山公園」の「枝垂桜」を描いています。
濃紺に暮れゆく東山を背景に、咲き乱れる紅しだれ桜を
描いた作品で、桜(樹木)や満月は、東山魁夷さんの
得意とするテーマです。


知恩院

知恩院
大晦日、大勢の僧侶が大鐘をつくのが有名な知恩院で
人がいない処で、この鐘を実際に聞き、大晦日の
絵を考え、生まれたのが「年暮る」で、
この放送の中では、「年暮る」は与謝蕪村の「夜色楼台図」を


京都ホテルオークラ

下敷きに描かれているのではと推測していました。
「年暮る」は、今は高層ビルですが、建替えられる前の
京都ホテルオークラの屋上から、京都鴨川沿い、東山三条あたりの
風景が描かれた作品なのだそうです。



年暮る
連作の締めくくりに描かれた作品「年暮る」は、
大晦日の夜の雪景色で、民家の屋根に雪が積もり、画面を彩る青が
印象的な、除夜の鐘の音が聞こえてくるような作品です。
「人の営みを描く」テーマながら、辿り着いたのが、人の無い
風景と言うところに、奥深さがあります。



東山ブルー
北野武監督の好む色「キタノブルー」が有名ですが、
東山魁夷さんも「東山ブルー」が有名であり、
青使いには定評がありますが、「年暮る」では
雪のシーンで白が多く、夜なので黒が多いと感じるのですが
実は、屋根の軒下、闇などで青緑が多用され、効果的に
使われています。



東山魁夷さんの青は当初、自然を生き生きと描くためでしたが
北欧を描いた「二つの月」で、青使いが変わり、
東山魁夷さんは青を前面に押し出す作品が多い中
ある意味、青使いの完成した極地の作品と言えるかも知れません
色彩心理学的にもこの色は夜の風景に最も馴染みのある色なんだそうです。



又、青は郷愁を呼び起こす色だそうで、京都を描きながら
日本人に共通するどこか昔経験した、或いは憧れた風景であり
又、人の気配のしない深々とした夜ながら、絵の正面下に
灯りが微かに見え、家の前には駐車されている車が、そこはかとない
人の温もりが感じられ大きな効果を生んでいるようです。





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2017年05月31日

米ドラマ「コード・ブラック 生と死の間で」(圧倒されるリアルな治療シーン)



BS・Dlifeで、5月から始まっている日本初放送の

「コードブラック」は、2015年9月30日にアメリカでスタートした

医療ドラマで、本国アメリカでも、シーズン2が開始されたばかりで

米ドラマは、日本では、かなりシーズン遅れの放送となる無料ドラマが

多い中、1シーズン遅れと言うのは、珍しいケースです。



米医療ドラマ
日本と同様、アメリカも刑事ドラマと医療ドラマは
社会の縮図を描き易い事もあり、人気ドラマカテゴリー
となっていますが、医療ドラマ系の中でも、色んなタイプ
がありますが、社会派医療ドラマと言う分野があります。



社会派医療ドラマ「ベン・ケーシー」
社会派医療ドラマのルーツ的な存在で、日米とも人気を博したのが
1961年から1966年まで放送され、病院の脳神経外科に勤務する
青年医師ベン・ケーシーを主人公に、病院内での医者と患者との
交流を通じて医師としての成長を描いたドラマが「ベン・ケーシー」で
ドラマ冒頭「♂ ♀ * † ∞」(「男、女、誕生、死亡、
そして無限」と吹き替え)という、語りながら黒板にチョークで
書き、印象的な音楽とともに、リアルな病院シーンで始まる
ツカミが、当時として斬新で名ドラマ・オープニングであり
日本でも最高テレビ視聴率が50%を超えて大ヒットした
海外ドラマです。



リアル医療ドラマ「ER緊急救命室」
社会派医療ドラマに加え、病院の救急救命室(Emergency Room、略称:ER)
で働く医師や看護師たちの日常をリアルに描き、こちらも
日米ともに人気を博したドラマで、1994年から2009にかけて
放送されたのが「ER緊急救命室」で、生活感のリアルさとともに
治療シーンのリアリティー・緊迫感が秀逸でした。



又、かつては、アメリカでは、映画よりランクが低く見られていた
テレビドラマでしたが、ジョージ・クルーニーは、このドラマの
主要キャラクターのダグ・ロス医師役でレギュラー出演し、
知名度を上げ、その後、ハリウッドでも活躍し
テレビドラマの地位を引き上げたドラマでもあります。



シカゴ・メッド
NHK BSプレミアムで今年、4月から放送中の医療ドラマで
本国アメリカでは、今年5月10日にシーズン3の製作が発表さています。
シカゴ51消防署に所属する消防士・救急隊員らの人命救助を
描いた米ドラマ「シカゴ・ファイア」の二番目のスピンオフ作品で
あることもあり、医療中心ながらも。警察・消防署の姿も
描かれています。



コードブラックの意味
業界内だじぇで使われ通じる隠語(符牒)がありますが、
病院でもありフジドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」の
「コードブルー」も病院の隠語の一つで、患者の容態が急変して
心肺停止などの緊急事態が発生したことを知らせる言葉、
又、救命医療で使われると、フジドラマ「救命病棟24時」でも
描かれていましたが、大規模災害で、診療科の枠を超えて
非常招集する意味もあります。
又、デパートのトイレの符丁が「遠方(えんぽう)」、
「素見屋(すけんや)」、「二番(にばん)」、
「突き当り(つきあたり)」などデパートによって違うように



「コードブルー」も「スタットコール」「ドクターハリー」など
病院によって、言葉や細かい意味合いに違いがあります。
ドラマ名となっている「コードブラック」は、は患者数がERの
許容量を超える事態を示しています。
患者数が許容量を超える「コード・ブラック」が起こるのは、
通常、年間平均5回といわれる中、この病院では
年間300回にも及ぶ過酷な環境となっています。



コード
元々、アメリカやカナダなど諸外国の医療、事故、犯罪現場で
使用される専門用語で、多くの人が瞬時に情報共有するために
用いられる言葉で、「ダイ・ハード4.0」で、ジョン・マクレーン
刑事(ブルース・ウィリス)が、、コードを使って
サイバーテロ集団のマイ・リン( ニキータのマギー・Q)が
偽オペレータだと見破るシーンがあります。



お馴染みさんいらしゃーい
海外ドラマの愉しみの一つとして、他のドラマや映画に
出演した人をそのドラマで発見すると、何かニンマリし、
そのドラマへの親近感が増してきます。
私がまず最初に気付いたのが、シニア・ナース(臨床経験の長い看護師)、
ERのムードメーカーで男性ながら、その包容力から愛称は「ママ」。
「ママの家(ER)では誰も死なせない」が合言葉と言うジェシー・サランダー役の



ルイス・ガスマンが、映画「モンテ・クリスト伯」でモンテ・クリストと決闘し、
命を助けられた事から、一生従者となる事を誓ったヤコポに似てると思ったら
やっぱり同一人物でした。
又、このドラマの主人公で指導医であるリアン・ロリッシュ役で
圧倒的存在感を示すオスカー女優のマーシャ・ゲイ・ハーデン
「殺人を無罪にする方法」で、主人公アナリーズの夫、
サムのお姉さん役で出ています。



新米医師(研修医)
コードブラックという百戦錬磨の医師でも過酷な現場で
未熟な技術・経験ながら研修医達にも、一人前の医師として
怒涛の様に押し寄せる医療現場での姿が描かれ、指導医も
その治療だけでなく研修医を育てる重大な責務が負わされています。



緊迫感
久々に「アメトーーク 24芸人」が面白かったのですが、
リアルタイムで進む 米ドラマ「24(TWENTY FOUR)」の
緊迫感が注目されましたが、このドラマも完全リアルタイムでは
無いのですが、短い時間で同時多発的に、絶え間なく
患者が運び込まれるので、スピード感溢れる演出で
「24(TWENTY FOUR)」とは又、異質の緊迫感が迫ってきます。



圧倒的なリアリティ
このドラマの魅力は、その圧倒的なリアリティで、
木村拓哉さん主演ドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」の
手術シーンなども話題となりましたが、殆ど病院の
治療現場が描かれるため、そのボリュームの多さから
医療と言うより治療ドラマと言える位で、前述の
「シカゴ・メッド」に比しても、リアリティに於いては
格段の差があり、開胸手術をして、中に手を入れ、



心臓マッサージをするシーンは、他のドラマでもありますが、
そのリアリティは、凄いの一言で、医療ドラマとしても異色です。
又、医療ドラマでの、奥行きを出す為、医療スタッフの私生活が
描かれますが、このドラマでも恋愛や人間模様は描かれていますが
あくまでもERの医療現場にフォーカスし、それを邪魔しない程度
描かれています。




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2017年05月15日

シリーズ完結編・京都人の密かな愉しみ・桜散る(不条理な真実&見性)



2015年1月から秋編、夏編、冬編、「月夜の告白」編と

回を重ねてきた人気シリーズ「京都人の密かな愉しみ」の

シリーズ完結編となる「京都人の密かな愉しみ・桜散る」が

5月13日放送されました。



★2016年ATP賞グランプリ
84年に創設され、創り手である製作会社のプロデューサーや
ディレクターが自ら審査委員となって優れた作品を選ぶ、
日本で唯一の賞で、2016年の「第32回ATP賞」では、
この番組がグランプリに選ばれていて、ドラマとバラエティ、
ドキュメントを融合し、京都文化を深く、面白く掘り下げていて
今回は「桜散る」編で四季を描き切って完了するだけに、
京都が一番華やぎ、又、桜の季節は出会いと別れの季節だけに
全編桜尽くしで、京都人の風土に根ざした人生模様を描きました。
私も毎回視聴する好きな番組ですが、シリーズ完結編となる
のは惜しい気がしますが、良質な人気番組だけに、
「続・京都人の密かな愉しみ」が、制作される予感がしてます。


道明寺

道明寺餅
番組冒頭に職人頭の茂さんが作ってた「道明寺餅」は
桜餅の事で、春を感じさせる、とても風流な和菓子です。
桜餅には、大きく分けて、クレープ状のお餅である
「長命寺(関東風)」と、道明寺粉で皮を作り餡を包んだ、
まんじゅう状のお餅で、道明寺粉のつぶつぶした食感が特徴の
「道明寺(関西風)」の2種類の桜餅があります。


長命寺

長命寺
享保2年(1717年)、隅田川沿いにある長命寺の門番・山本新六が、
桜の落葉掃除に悩まされ、ふと思いついて桜の葉を塩漬けにして、
薄い皮に餡を包んだものに巻いて売り出したところ、これが
江戸で大ヒット。



道明寺
道明寺粉とは、もち米を蒸して乾燥させ粗挽きしたもので、大阪の
藤井寺市にある道明寺で、尼が保存食として作ったのが起源と言われ、
道明寺粉と呼ばれています。


石山寺

石山寺(滋賀・大津)
大原千鶴さんが、女子会花見を開いたお寺で、紫式部が
「源氏物語」を起筆したという「源氏の間」がある、
紫式部ゆかりの寺、一年を通じて季節の花々が絶えない
「花の寺」としても知られ、春になるとソメイヨシノ、
シダレザクラ、ヤマザクラなど約600本の桜が境内に
咲き誇り、滋賀県大津市にあるのですが、JR京都駅から
石山駅まで新快速で約13分と意外と近いです。



女子会三人衆
女子会三人のメンバーが凄くて、よう喋りはるおばちゃんこと
大原千鶴さんは、京都・花脊の料理旅館「美山荘」の次女、
高級料亭・和久傳の女将の桑村祐子さんは、大学卒業後、大徳寺の


美山荘

塔頭で住み込み修行を経た後、家業の「高台寺和久傳」に入っています。
古伊万里を扱う人気骨董品店「てっさい堂」の娘である永松仁美さんは、
美術系の大学出身のセンスを生かして、「昴(こう)−KYOTO−」の
オーナーでもあります。



山桜の君
女子会で出ていた「山桜の君」は、語感から
光源氏のような雅なイメージですが、桜は
花(鼻)より葉(歯)が先に出るので、出歯の人の
事を意味していて、皮肉っぽい言葉です。
京都は、こんな例えが多いようです。



茶道具・三石席 (みついしせき)
      (上京区下清蔵口町133-10)
最後の撮影協力に、この名前があり、短編「逢瀬の桜」で、
佐川満男さん演じる古美術商の主人の店などで、使われた様です。
佐川満男さんは、メインドラマで、ヒースロー教授に青蓮院を
紹介する京都在住のしかるべき人間、名月編短編ドラマ「十六夜の笛」
での骨董屋の客など、ちょくちょく出てはりますが、出演シーンは
少ないのですが、京都の旦那的な味を上手く醸し出しています。



朝ドラ「べっぴんさん」
このシリーズを全作見ている人なら、気付いている人も
多いと思いますが、先程の佐川満男さんさんを始め「べっぴんさん」の
出演者が、過去のこのシリーズに多く出演しています。
このシリーズで久楽屋の職人頭 茂役を演じていた
京都東映の俳優さん・いわすとおる さんは、大女将や女将に
和菓子を味見して貰うシーンが多かったですが、今回は



暖簾分けや三上(石丸幹二)の兄弟子と言う事もあり
重要な役処で、コツコツ演じてきたご褒美に応えた演技でした。
又、このシリーズでレギュラー出演して、三八子の父である
久楽屋の先代が、祇園の芸妓との間にもうけた隠し子・堂辻悟:
出家後は、清哲(せいてつ)を深水元基さんは、最初の
ミステリアスな登場で、徐々に姿を表わし、メインドラマを
面白くしました。



◎団次朗:ヒースロー教授⇔根本。闇市のボス。
◎伊武雅刀:和尚⇒大急百貨店の社長。大島保。
◎シャーロット・K・フォックス:
エミリー(洛志社大学の先生でヒースロー教授の許嫁)=エイミー
◎森永悠希:洛志社大学の学生。豆腐屋の孫。⇒
    小澤龍一。キアリスの創業メンバー、小澤良子(百田夏菜子)の息子。



◎林遣都:短編ドラマ「桐タンスの恋文」でのタンス職人⇒ドラマー、河合次郎。
◎谷村美月:「桐タンスの恋文」⇒キアリスの創業メンバー、小野明美。
◎宮田圭子:「煎茶の深情け」での西賀茂農家のおばさん⇒坂東家の女中、キヨさん
◎佐川満男:ヒースロー教授に青蓮院を紹介する京都在住のしかるべき人間&
     名月編「十六夜の笛」での骨董屋の客⇒キアリスから買収される
     メリヤス工場の作業員、橋詰さん。



京まちや平安宮
番組最後に撮影協力で出ていましたが、
沢藤三八子(常盤貴子)の(久楽屋春信)の家の
一部として使用されていたようですが、店と家は、
一つだけでなく、俵屋吉富、杉本家住宅など、幾つかの
ロケ地が使われています。


本満寺

本満寺
   (上京区寺町通今出川上ル2丁目鶴山町16 
      京阪・出町柳駅下車徒歩約10分)

沢藤三八子(常盤貴子)と三上(石丸幹二)との別れと
再会のシーンの桜が、この番組を象徴していました。
近衛家とゆかりある、日蓮宗京都八本山のひとつで、山門をくぐると、
見上げるほど立派なしだれ桜が咲き誇り、これは、樹齢約90年、
円山公園の有名な「祇園しだれ」の姉妹樹です。しだれ桜が見頃を過ぎると、
境内のあちらこちらに植えられた牡丹の競演も見事です。



原谷苑
  (京都市北区大北山原谷乾町36)

「桜の隠れ里」としても知られるさくらの名所で、その美しさは、
この世のものと 思えないほどと言われ、植木を販売する村岩農園が
期間限定で一般公開していて、苑内のさくらは20数種類で400本以上、
様々な桜が4月下旬頃まで順次咲き続け、この番組でも少しだけ
使われました。



短編ドラマ「逢瀬の桜」
春霞(佐津川愛美)は大学卒業後役者を目指すものの、
オーディションに落ち続けているフリーター。ある日、
仏師である父・俊彦(白井晃)と再婚した継母・さくら(高岡早紀)が
亡くなり。葬儀の後、春霞は父からさくらの持ち物だった桜柄の皿を
形見分けに貰うものの持て余し、皿をネットオークションにかけると
数分も経たないうちに買い手が。値を上げても、又、またすぐに
同じ人の落札希望が寄せられた。不思議に思った彼女は、相手にメールする。
男(和田 聰宏)は陶芸家で、皿は父(益岡徹)の作品だという。
そこには、男の母の意外な駆け落ちの秘話が込められていました。



天神川高辻上ルの桜
短編ドラマ「逢瀬の桜」のオープニングでの桜は、右京区に
ある天神川の「天神川ホール」近くの川沿いにある桜のようです。



広河原
「逢瀬の桜」では、京都・広河原に蕗窯を構える陶工・小松 華功
(コマツカコウ) さんと、京都・嵯峨野にある造園業「植藤」の当主
で、「桜守」としても知られる第16代 佐野藤右衛門さんとのコラボ
が紹介され、ドラマとリンクする形になっていました。
「逢瀬の桜」のドラマの重要な小道具である三組に組皿も
小松 華功さんの作品と思われ、父・俊彦(白井晃)と
継母・さくら(高岡早紀)が駆け落ちした場所は、
広河原 里山のしだれ桜が使われたと推測されます。



台詞が少なく、情緒で見せる演出
今回は、メインドラマは、過去のいきさつが説明されている事も
あり、台詞が抑えられ、沈黙の中に、あうんの呼吸とも言える
ような会話が重視され、情緒で見せる演出となっていました。
又、短編ドラマも、そうであり、特に継母・さくら(高岡早紀)は
台詞無しで、表情だけと言う演出で、父子を捨てて、愛に
生きる情念の女、八百屋お七的女性は、高岡早紀さんが
正にハマり役でした。


雨宝院

雨宝院
 (上京区智恵光院通上立売上ル聖天町)
本堂前の桜は「歓喜桜」といい、御室の八重桜と同種のもので、
根元から八重の花が咲きますが、ここは、ヒースロー先生が
土壁に映える若女将三八子見かけるシーンが印象的でしたが、
この凛として美しい姿が、多くの人の目を捉え、人気シリーズと
なったと言っても過言ではありません。
最終回にも、フラッシュバックの様に登場しました。



不条理な真実&見性(けんしょう)
和尚(伊武雅刀)が、三八子の母・沢藤鶴子(銀粉蝶)に言った
見性(けんしょう)とは、仏教の禅において用いられる仏教用語で、
人間に本来そなわる、本性を徹見すること。禅の悟りの1つや
悟りの境地に至る一歩手前、修行家過程の一つなどと言われますが
一般人・鶴子には、酸いも甘いも噛み締め、三八子や老舗に対する
一種の達観した状態を指しているようです。
冷静に考えると、「逢瀬の桜」での継母・さくら(高岡早紀)の
情熱的な行動、陶芸家の父(益岡徹)息子(和田 聰宏)の



自分達を見捨てたさくらを擁護するような心境、又、さくらとは、
違うものの、妻ある男を好きになり、父の隠し子を弟として受け入れる
沢藤三八子(常盤貴子)、夫の隠し子を最後は、慈しみ
感謝する沢藤鶴子(銀粉蝶)など不条理な真実が描かれていますが、
何か魔法の様に受け入れてしまうのが、「京都」と言うモノを
表現しているのかも知れません。




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2017年04月20日

冬芽(とうが)の人(絶妙キャスティングが生み出す相乗効果の見本)



4月 5日放送された鈴木京香さんが、主演するテレビ東京の

ドラマ特別企画「大沢在昌サスペンス・冬芽(とうが)の人」を

見たのですが、なかなか見応えのあるドラマとなっていました。



ドラマ概要
ハードボイルド小説「新宿鮫」などで知られる直木賞作家・
大沢在昌さんによるサスペンス小説を初ドラマ化で、殺人事件の
捜査中に同僚を死なせてしまい、刑事を辞めた主人公・
牧しずり(鈴木京香)が、その同僚の息子・仲本岬人(瀬戸康史)と
出会い、過去に隠された衝撃的な真実を追うという内容。



人間の証明
同じ様な時期に、テレビ朝日で、藤原竜也さん&鈴木京香さん
コンビで、森村誠一さんが1976年に発表し、翌1977年に、
岡田茉莉子さん&松田優作コンビで映画化されが、大ヒット
した「人間の証明」がドラマ化されていました。
これまで、設定等を変えドラマ化が幾度も重ねられてきましたが、
この作品は、原作に忠実に「終戦直後から1970年代の昭和」の
背景が見事に再現されていたのですが、藤原竜也さん演じる



一匹狼的な棟居刑事は、同じテレビ朝日「新・棟居刑事シリーズ」で
東山紀之さんが、現代の沈着冷静な棟居を演じていて、若かりし頃の
棟居と思えば良いのですが、ちょっと入り込み難かったです。
「人間の証明」も「冬芽(とうが)の人」も力作で、
鈴木京香さんが、どちらもヒロインであり、テーマも似通っていて
昔の設定で何度のリメイク作品VS現代を描いた初ドラマ化作品の
対比が興味深いです。



◎殺人犯を追う刑事を描く「本格捜査ドラマ」
◎愛する者の為に犯罪を犯す強い女性を描く
◎子を捨てた、同僚を死なせた、と言うトラウマを抱える
◎家族の絆と崩壊や、刑事の先輩後輩関係、「ホームドラマ」、
 人間ドラマ的な側面がある。



元刑事
ドラマで、渡瀬恒彦さんが演じた元警視庁の敏腕刑事で、
タクシードライバーの夜明日出夫が活躍する、
「タクシードライバーの推理日誌」のように、
色々な事情で刑事を辞めた元刑事と言う設定は多いですが、
女性が主人公と言う作品は、余り多くありません。



絶妙キャスティング
作品内容や俳優さんの演技も悪くなく、又、豪華な
出演者なのですが、配役イメージ(キャスティング)失敗で、
作品の質が、落ちる事が多い最近のドラマの中で、
「絶妙キャスティング」で、その相乗効果を魅せた
出色のドラマ作品でした。



刑事を辞めた主人公・牧しずり(鈴木京香)
「人間の証明」で見せた強い女性、その中に、川に突き落とし
ながら救った心の葛藤は、この作品で、タクシーで涙する
場面に通じ、又、年下男性を魅了する「セカンドバージン」的な
妖艶さが、作品にマッチしていました。
テレビ朝日「ドラマスペシャル 狙撃」の尾野真千子さん
フジテレビ「特命指揮官 郷間彩香」の松下奈緒さんの
スーツ姿の女刑事スタイルに負けないスタイリッシュさがありました。
ちょっと驚いたのが、映画「さらば あぶない刑事」での
柴田恭兵さんの疾走シーンに匹敵する鈴木鈴木京香さんの「走り」。



しずりの元同僚の刑事で、岬人の父親でも
   ある前田光介(渡部篤郎)

只の刑事でない、裏に何か秘めた刑事で、ストレートで
結末を迎えないハマり役。



しずりの警察官時代の良きライバルで
    後輩の植田敦美(小池栄子)
横山秀夫「陰の季節」のような人事課の深読み、沈着冷静さを
漂わせ、先輩と慕うしずりを最後までフォローする良い警察官、
それとも前田光介の不倫相手で、最後に突き落とす悪い警察官、
両方演じられるので、どっちに転ぶのと言う緊迫感があります。



警察官時代の上司・三石博喜(石丸幹二)
ミュージカルの貴公子時代はカッコ良い役が多く
「半沢直樹」で、テレビ認知されたとともに、悪役的な
演技や、「キヤノン PIXUS」での桐谷美玲さんと共演CMの
コミカルさで、演技幅イメージが広がり、小池栄子さんと
同様、どっちに転ぶのと言う緊迫感があります。



しずりたちに接近してくる記者の西原栄一(要潤)
山本耕史さんとともに、サイコ的、猟奇的な役柄が
ハマるので、もしかして犯人と言う潜在感が
ドラマを良い意味で迷走させます。



渡部演じる光介の妻・前田えり役(高岡早紀)
菜々緒さんが、最近、悪女役で存在感を示していますが
悪女役の先輩の存在感の大きさを示しています。



事件の真相を追う中で出会う社長(大杉漣)
重厚な悪役も、勿論、こなせるだけでなく、
権力を背景に大物悪党的な雰囲気を漂わせながら、
裏切りや権力失墜によって、小心者の小悪党的で、
人間的な面を表わす演技は絶品です。



謎の老人役(田中泯)
ラストは、横溝正史的なオドロオドロした
地縁的な繋がりが鍵になりますが、田中泯さんが
登場しただけで、その感じになります。
米映画「羊たちの沈黙」でアンソニー・ホプキンスが
演じたレクター博士のような驚く程、頭脳明晰な
判断力、残虐さ、そこ知れぬ恐怖感、最近の
ドラマでも、超弩級の大物悪党の演技が冴えまくりでした。



前田光介の息子・仲本岬人(瀬戸康史)
一筋縄ではいかない男優陣の中、ひたすら、
しずりを信じ、慕う爽やかな「韓流」ドラマの
ヒロインのような役処で、その純真無垢さが、
しずりに最後の決断をさせます。



ミュージカル「テニスの王子様」は、ハマリ役で、
年上の女性との恋というイメージと、NHK「グレーテルのかまど」の
瀬戸康史(十五代ヘンゼル&ナビゲーター)さんを
導き、守るキムラ緑子(かまどの声&ナレーション)さんの
関係性もあり、ドラマに奥行きが出ています。



迫力の銃撃シーン
ハードボイルド系と言うと派手な銃撃シーンが
多くなるのですが、しずりは、射撃の名手と言う
映像シーンを想起させ、溜めに溜めて、最後に
ドカーンと、魅せる銃撃シーンは、大変迫力があり
「荒野の七人」でのロバート・ヴォーン、
ドラマ「刑事殺し」の仲村トオルさんと古谷一行さん
みたいに、その射撃に大きな意味を持たせて、
名銃撃シーンの一つと言えます。



ナレーション
渡瀬恒彦さんから後を引き継ぎ「新・十津川警部シリーズ」を
内藤剛志さん&石丸謙二郎コンビで、長年の固定イメージが
強い中、健闘してると思うのですが、気になるのが
十津川警部のナレーションの多用とタイミングです。
渡瀬恒彦さんの時代もナレーションはあったのですが、
鉄道や歴史風土、背景説明などストーリー上必要があり
適度で、タイミングもよく余り気にならなかったのですが、



新シリーズは、制作会社が変わって、慣れていない為か
それが、ちょっと気になっていた事もあり
しずりのナレーション・独白は、適度で良い感じでした。



実は、「新・十津川警部シリーズ2〜伊香保温泉殺人事件」は
渡瀬恒彦さんの記憶喪失者・阿部寛さんバージョンがあり、
内容が、かなり違っています。
旧シリーズは、記憶喪失者の苦悩的な面がクローズアップされ
新シリーズでは、竹久夢二に絡めた殺人事件風に仕立てられています。



★巻き込まれ方
しずりが、前田光介の墓参りで、仲本岬人と出会った
事から、次第に二人は事件に巻き込まれます。
その巻き込まれ方、展開が、余り無理がなく、気が付くと
私もドラマに巻き込まれていました。
よく「キャスティング」の妙と言いますが、
このドラマは、駅員役の温水洋一さんや



被害者のお手伝いの松金よね子、しずりの勤務先上司
の国広富之さん、交通事故死する相島一之さん
被害者の堀内正美さんなど、出演シーンが多く
なくても、きっちりとその役柄を演じる事で
絶妙キャスティングが生み出す相乗効果の見本と
なるようなドラマとなっていました。



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2017年04月11日

NHK日曜美術館 「ピカソ×北野武」(青の時代とキタノブルー)



4月9日放送NHK日曜美術館 「ピカソ×北野武」は、

テレビ大阪・4月6日のシネマクラブ「HANA−BI」を

見ていた私にとって、タイムリーであり、

非常に面白い内容でした。



★ 「ピカソ×北野武」
お笑い芸人にして、映画監督としても活躍する北野武さんが、
42年目(1976年4月スタート)に入る「日曜美術館」に
初出演し、20世紀最大の画家、パブロ・ピカソの魅力を
独自の目線で語り、ピカソの作品が配置されたスタジオに



北野武さんが入るところから、出て行くところまでカメラを
回し続け、徹底ドキュメントで、MCの俳優・井浦新さんと、
高橋美鈴アナが、北野武さんに質問を投げかけ、北野武さんが
語り北野映画に通底するものや、北野監督があえて1枚を
選ぶ作品か。20世紀を象徴する名画「ゲルニカ」をどう見るか
など興味深い内容になっていました。



独自のスタイル
北野武さんは、カメレオンのように制作スタイルを変えて
いった画家ピカソを「羨ましい」と言いました。
相撲の横綱や大関は、これに持ち込めばまず勝てると言う自分の
相撲スタイル(得意型)を持つ事が大切だと言われます。
芸術家は、テクニック的に優れた人は、「巨万といる」なかで
自分の独自の表現スタイルを確立する事が、求められ
それが、評価に繋がりますが、それの確立に全てを費やしますが
ピカソ「青の時代」、「バラ色の時代」などスタイルを変えながら
どれも一定の評価を受け、オールマイティー的な存在です。



北野武のお気に入り「泣く女」
ゲルニカと同年の1937年に、愛人ドラ・マールを
モデルとした絵画作品で、複数点制作されました。
この画のモデルのドラ・マールは感情の起伏の激しい女性で、
よく泣いたそうで、ピカソは、複数点の「泣く女」を描いています。
北野武さんらしく、この女性の姿を「酒癖の悪い亭主に対して
半狂乱となっている下町のオバサン」に喩え、
「女性の感情が表現されている」としています。



根源的感情・本能
スペイン内戦が続く中、「ゲルニカ」は、大局的世界観や
戦争の悲しみを描いているのに対して、もっとマクロな
個人の根源的な感情の起伏を表現していると言える気がします。
愛人のヒステリックな通俗的な感情を、描きながら、それを人間の
本能的・原始的・純粋な感情を思わせる迄に昇華させているのが
ピカソの凄さと言う感じがします。
ムンクの「叫び」とピカソの「泣く女」は、芸術的素養に
疎い人でも惹きつける「インパクト」があります。



暴力描写
映画「その男、凶暴につき」から一貫して描かれる、
テーマの一つである北野武監督の「暴力描写」は、
太古の昔から、生命維持の為の人間の持つ本能的なモノであり、
根源的な感情を表現する「泣く女」を、お気に入りなのは、
何か解るような気がします。



海辺の母子像
ポーラ美術館蔵の「海辺の母子像(1902年制作)は、20歳の
ピカソが描いた「青の時代」の作品で、監獄で子育てをした女性を
描いたもので、ピカソは、親友カサジェマスの死をきっかけに、
生と死、貧困といった主題に打ち込み、絵画からは明るく
色彩が消え、しだいに青い闇に覆われ、純粋さ、静けさ、



或いは、憂鬱など、様々なイメージを喚起する「青=ブルー」が
巧みに用いられています。
ピカソ11歳の時のデッサン「石膏トルソの習作」を見れば
その飛び抜けたデッサン力が解りますが、そこに想いや
感情を込め、一つの独自スタイルを築いたのが
「青の時代」と言えます。



キタノブルー
色彩にこだわりを見せることで有名な北野監督ですが、その中で
彼の特徴として真っ先に挙げられるのが、青みがかった色彩。
画面の全体的なトーン、小道具の色などによく青が使われ
北野監督が好んで使う気品あるブルーのことを「キタノブルー」と
呼び、実は「キタノブルー」は突然雨が降り出し、ファインダー越しの



世界が青一色に染まったのが始まりだと言われ、余計な色を使うのが
嫌いだった北野監督が、以来ブルーを意識して撮影するように
なったのだそうで、特に「あの夏、いちばん静かな海。」では、
「キタノブルー」と呼ばれる青が多用されています。
番組では「青にはいろいろな青があり、ピカソのキャンバスは
青一色になっている」と評しました。



スタイルの変遷
ピカソは「青の時代」を3年で卒業し、1904年、ピカソは
フェルナンド・オリヴィエという名前の女性と同棲を始め
彼女と暮らすようになってから「青の時代」の表現は影を潜め、
バラ色を基調とした暖かい色で描くようになり
「バラ色の時代」の始まりで、「サルタンバンクの一家」のような



絵が誕生していき、オリヴィエは、次の新しい恋人エヴァが
現れるまでの7年間をピカソの伴侶として過ごしました。
画家は、理想の絵を求めて意図的にテクニック・スタイルを変え、
それを追求する形が多いですが、若い頃のピカソは、
自分の経験・心象で自然と絵が大きく変遷していった様相があります。
それを可能にしたのは、そのデッサン力や幅広いうテクニックを
持ち合わせていたからとも言えます。



キュビズム
「青の時代」や「バラ色の時代」は、画家として面が大きいですが
上手い絵に飽き足らなくなったピカソが、「写実とは何か」、
「芸術と何か」を求めた概念の世界に入り、芸術伝播者
哲学者・宗教者の一面が大きくなります。
キュビズムの絵画に変化していったのは、新しい恋人エヴァの存在で
キュビズムの絵画を見た画家のブラックは、ピカソとともにキュビズムを



追求していくようになり、1914年に第一次世界大戦が始まるとブラックは
入隊し、ピカソとの共同生活が終わり、さらに1915年には恋人のエヴァが
病気でこの世を去ってしまい、ピカソは一人になってしまいます。
この時代は、テクニック・スタイルを追求しながらも、「キュビズム」の
確立には、ピカソの人生が大きく大きく影響しています。
ピカソの画風の変遷は、女性の変遷の歴史であるといっても
過言ではありません。



多作主義
ピカソは、油絵と素描で13500点、版画で100000点、
挿絵で34000点にも及び、最も多作な画家として
ギネスブックに載っています
オークションなどで、市場的に人気・評価が高いのは
「青の時代」、「バラ色の時代」で、それに比べ
ピカソとしては、「キュビズム」の人気は高くありません。



と言っても他の画家に比べれば破格なのですが・・・。
ゴッホなど、存命中より死後その評価が高まる不遇の画家が
多いですが、若くしてピカソは名誉と富を得ました。
「キュビズム」は、その影響力・市場力あるピカソが、
「キュビズム」作品でも、多作する事により、次第に
定着し、確立出来たと言え、その後の抽象画の
カンディンスキーやポロックの評価も、
もっと遅れていたと思われます。



ゲルニカ
「キュビズム」を浸透させるには、市場力を持つ事が
必要であるとともに、何かメッセージや芸術性・普遍性
を持たせ、多くの人に支持させる生命力を持たせる事が大切であり、
「キュビズム」にそれをもたらせた代表作が「ゲルニカ」です。
1936年にスペイン内戦が始まり、1937年にはナチスはゲルニカに
無差別爆撃を行い、ピカソはパリ万博スペイン館の出品予定作
を変えて一か月で大作「ゲルニカ」を完成させました。
「ゲルニカ」について、北野武さんは「完成した作品に
なっている」と評しました。



◎HANA-BI
初監督「その男、凶暴につき」からバイオレンス・タッチの
映画を作り、少しづつ、独自の映画観を描いた北野監督は
評価されていましたが、やはり世界的映画監督として
評価されたのが「HANA-BI」であり、「無法松の一生」以来
40年ぶりとなった第54回ヴェネツィア国際映画祭での
金獅子賞の受賞でした。



シンドラーのリスト
優れた娯楽映画をつくる映画監督として高く評価されていた
スティーヴン・スピルバーグ監督は、「シンドラーのリスト」で
念願のアカデミー最優秀作品賞・監督賞受賞を果たしました。
北野武監督は、「HANA-BI」の受賞後は、「座頭市」や
「アウトレイジ」などエンタメ系映画を作りました。
これは、日米の映画システムや資金調達の違いもあり
興味深い気がします。



通俗性&芸術性
北野武監督は、浅草芸人・漫才師として通俗性を良く知った
上で、芸術的な切り口で展開し、映画賞を受賞し、
ピカソは、芸術的とは良く知った上で、通俗性(多作)を
上手く利用して、キュビズムを定着させました。
ピカソのエピソードで、レストランに行くとお金を払わず
紙ナプキンなどにサインや挿絵みたいなモノを描いたそうで、
画家としては、通俗性と言うモノを心得ていたようです。
両者とも通俗性&芸術性のバランス感覚に優れた人と言う点で
共通点があるようです。



千利休&北野武監督
千利休は、堺の豪商茶人である今井宗久、津田宗及など
茶道具など、豪華さ、華やかさでは、敵わないので
質素・シンプル、削ぎ落とした茶道を完成させました。
初期からセリフが削ぎ落としたり、登場人物が少ないなど
シンプルさを追求し、、「HANA-BI」が一つの完成型です。
又、漫才出身と言う事もあり、一つのストーリーと言うより
20分の起承転結がある漫才ネタが連結し、それが最後の帰結を
迎えるような感じがあります。
MC井浦新さんが北野さんに「映画の普遍性」について訊いたところ、
「アーチストは、坊さんのように、生と死の一部を切り取って
単純に表現している」と答のも禅・茶道に通じる気がします。



男の顔
ピカソが90歳で制作した「男の顔」は、上手いとか
超えた次元で、常に新しい刺激を求める、その衰えぬ感性を
感じる事が出来ます。
北野武さんは、「最近の自分の映画はまずいことに丁寧に
なってきている。この画を参考にしてさらに発展させたい」と
結んだのは、納得です。



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2017年03月17日

シリーズドラマの人・渡瀬恒彦さん永眠(出演ドラマ作品を偲ぶ)



「十津川警部(TBS)」、「おみやさん」などドラマシリーズで

知られ2015年からは、がんとの闘病をしながら、俳優として

出演していた渡瀬恒彦さんが、3月14日に72歳で永眠しました。

ドラマ好きの私としては、冥福を祈ると共に、そのドラマを

偲んでみたいと思います。



映画人の兄&ドラマ人の弟
兄の渡哲也さんが、映画俳優として、デビューし
その後、映画スターの道を歩んだのに対し、
渡瀬恒彦さんも、遅れて映画デビューし、78年に出演した
深作欣二監督の「赤穂城断絶」と野村芳太郎監督の
「事件」の演技でブルーリボン賞助演男優賞などを受賞し、
「南極物語」などで活躍しましたが、映画界の斜陽化に伴って
テレビでの活躍が目立つようになりました。



ドラマ「帰郷」の制作発表会見
71年のNHK「あまくちからくち」で双子を演じて以来、
11年に40年ぶりの共演での制作発表会見が、兄弟の演技的特徴を
分析していて、互いの印象を聞かれた渡哲也さんが「身内なので
非常に申し上げ難いのですが、弟は私をはるかに超えた俳優に
なったなと。野球のピッチャーに例えるのなら、私はボール気味の
ストレートしか投げられないのですが、弟の場合はフォークとか
スライダーも投げられるうまい役者になった」と絶賛しました。



これには渡瀬さんも照れくさそうな表情を浮かべ「(兄は)相変わらず
直球しか投げられない人だなと感じました」と憎まれ口を叩きつつも
「でも、僕は直球のスピードが出ないので、なんとかかわしながらでも
…とセコいことを考えながらやっているだけなんです」と兄を称えました。
映画のスケール感や存在感が似合う兄に対し、弟は、画面枠が小さく
アップ画面が多いテレビでは、細やかな微妙な演技をテレビ俳優として
身につけ、テレビ俳優としての存在感を示しました。



息の長いシリーズ俳優
2時間ドラマと連続ドラマともに「息の長いシリーズ」を
数本持っているテレビ俳優は、余りいなく、又、1992年
開始の「タクシードライバーの推理日誌」と
「十津川警部シリーズ」を代表するように、
息の長いシリーズ俳優である事は見逃せません。



タクシードライバーの推理日誌シリーズ
(1992年 - 全39作・TV朝日)-主演・夜明日出夫 役
十津川警部シリーズ
(1992年〜2015年・全54作・TBS) 主演・十津川省三役
北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼シリーズ
(2001年〜2009年・全11作・TV東京) 小室康平 役
世直し公務員 ザ・公証人シリーズ
(2002年〜2014年・全12作・TBS)主演・真山壱成 役
おみやさんシリーズ
(2002年〜2016年、全第9シリーズ・TV朝日) 主演・鳥居勘三郎 役
警視庁捜査一課9係シリーズ
(2006年〜・全第12シリーズTV朝日) 加納倫太郎 役



北の国から
1981年〜1982年放送フジ連続ドラマ「北の国から」はドラマの
好評を受け、10年単位で子役の成長を追う大河ドラマというコンセプトで、
当初から長期シリーズとする予定で開始され8作に及ぶドラマSPが
制作されましたが、吉岡秀隆さん&中嶋朋子さんのドラマながら
二人の成長ドキュメンタリー的な側面を持っているのが特徴ですが、
「タクシードライバーの推理日誌」での渡瀬恒彦さん(夜明 日出夫)



の娘・西村あゆみ役を演じる林美穂さんは、初回から変わらず
主演し、開始当時15歳位で、以後現在に至り、「北の国から」は
10年単位と言うスパンですが、こちらは、ほぼ毎年と言うスパンで
林美穂さんの成長を描くドキュメンタリーでもあります。
演技ではありますが、ドラマ「京都殺人案内」の
父・音川 音次郎(藤田まこと)&娘・音川 洋子(萬田久子第8作-第32作)
のように、本当の父娘的な関係性が、作品の大きな魅力になっています。



十津川警部シリーズ
渡瀬恒彦さんの代表シリーズであり、亀さんこと
亀井定雄を演じる伊東四朗さんとは、上司部下の枠を超え
刑事ドラマ史上に残る「バディ」でした。
亀さんを始めとして、他の部下達の役柄キャラは、全54作を



通じて余り変化が無いのですが、渡瀬恒彦さんが演じる
十津川省三警部は、役柄キャラが少しづつ変化しています。
渡瀬恒彦さんの他のシリーズなどは、役柄キャラが一定ですが
「十津川警部シリーズ」は、優秀ながら、東映映画時代の任侠
イメージなどもあり、アウトロー・無鉄砲的なキャラがあるのですが、
次第に、重厚で包容力ある警部に変化し、渡瀬恒彦さんの
演技的な変遷を物語っています。



警視庁捜査一課9係
渡瀬恒彦さんが、亡くなる前日の13日まで、4月にスタート
予定だった「警視庁捜査一課9係」についての打ち合わせを
行っていたそうで、仕事復帰に意欲を見せていました。
病気の公表後も、渡瀬恒彦さんがライフワークと語るなど
御本人も気に入っていたドラマでした。
このドラマでは、主演となっていますが、渡瀬恒彦さんは、
「9係」と言うチームに一員である事を前面に押し出していました



東映映画で役者スタートし、小林稔侍さん達・大部屋俳優で
結成した「ピラニア軍団」の発起人でも知られているように、
刑事群像劇・一役者で終えたい、この作品の思い入れは、
何となく解る気がします。
又、スタッフ・共演者も、その意気に感じ入り、渡瀬恒彦さんの
体調を見ながら、脚本や出演シーンを変えるなど
何とか制作しようとしていたようです。



タクシードライバーの推理日誌
「十津川警部シリーズ」は、代表作で、私も好きなシリーズですが
私が、笹沢佐保さんの「夜明日出夫の事件簿 シリーズ」が原作の
この作品が、渡瀬恒彦さんの役者としての力量を表わしている気がします。
「十津川警部シリーズ」は、原作数も多く、世界観が構築されていますが
「夜明日出夫」の場合は、初期の頃は別として、テレビドラマとしての



「夜明日出夫」を創り上げ、人気シリーズにしたのは、
渡瀬恒彦さんの力が大きいと感じます。
タクシーの女性乗客が大半が犯人・関係者で、シリーズ後半は
夜明 日出夫とともに、娘・西村あゆみが、事件に関係する
お約束も多く、渡瀬恒彦さんやレギュラー陣の絶妙の
雰囲気が何とも言えない味がありました。



SP〜警視庁警護課シリーズ
全4作ですが、渡瀬恒彦さんの晩年から開始され、
無事に定年を迎えようとしていた矢先、SPへの復帰を要請
された竹内 孝治(渡瀬恒彦)が主人公で



クリント・イーストウッド の映画「ザ・シークレット・サービス」
のような哀愁感が漂う作品で、、中でも、竹内が守りきれなかった
総理大臣の娘で、大物政治家・石鍋 キリ子(高畑淳子)との
建替えされる京都・新風館でのソフトキスシーンは、日本ドラマでも
最高齢の部類に入る感じながら、フランス映画のような感じがあります。



NHK朝ドラ「ちりとてちん」
貫地谷しほりさんが、ヒロイン役で、落語家の物語であり、
師匠役の徒然亭草若(三代目)(つれづれてい そうじゃく)役を
渡瀬恒彦さんが演じ、人間的魅力溢れる演技でした。
医者からも手遅れと診断され、長年の夢であった「常打ち小屋」を



建てようと決意、その為に、落語界で成功を収めるため、
「地獄八景亡者戯」の稽古中に病状が悪化、弟子達に
地獄八景亡者戯を託し、成功を見届けるかのように息を
引き取ったシーンが、渡瀬恒彦さんが、「警視庁捜査一課9係」の
思い入れに重なってしまいます。
落語「崇徳院(すとくいん)」の「瀬を早み〜」 の
語りは今も耳に残っています。



ステージIV
渡哲也さんがコメントを発表し、当初よりステージIV、
余命1年の告知を受けていたそうで、「十津川警部シリーズ」
の苦渋の決断による降板、警視庁捜査一課9係の思い入れ
複雑な胸中があったと推測されます。
渡瀬恒彦の所属事務所もコメントで、「ファンの方々、撮影をご一緒
させていただいたキャスト・スタッフの皆様から並々ならぬ
ご声援をいただき、最期まで幸せな俳優人生を全う



できましたことを心より感謝申し上げます。」とあるように
直前まで、俳優業と向き合えた事は、近年、病などに
倒れ、本人が俳優意欲がありながら、闘病生活のみに埋もれたり
環境が整わなくて、亡くなる有名俳優が多い中、亡くなる直前まで、
役者として向き合えた俳優は、少ないようです。



そして誰もいなくなった
テレビ朝日で二夜連続(3月25日・26日)ドラマSP、
アガサ・クリスティ原作「 そして誰もいなくなった」が
放送されますが、渡瀬恒彦さんが、磐村兵庫役で出演していて
撮影は昨年の12月20日から始まり、2月いっぱいまでと、長い
撮影期間で、共演の津川雅彦さんが「渡瀬恒彦はがんを押して
頑張ってくれた。現場ではみんなが優しく気遣っていた」と



語り、1939年に刊行されたアガサ・クリスティーの名作
ミステリー小説で、日本で初めて映像化であり、
又、主演の仲間由紀恵、余貴美子さん、柳葉敏郎さん、大地真央さん、
向井理さん、國村隼さん橋爪功さん、藤真利子さんと豪華で
渡瀬恒彦さんの役者人生の最期を飾る良きドラマとなりそうです。





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2017年03月15日

Dlife開局5周年スペシャル 海外ドラマ SO!選挙



17年3月17日に、開局5周年を迎える全国無料のBSテレビ局・

Dlife(BS258c)が、5周年スペシャル第2弾として視聴者が

「今こそ見たい!海外ドラマを決める、海外ドラマ SO!選挙」を

2月から3月にかけて視聴から投票受付し、3月13日に発表されました。



面白い企画
米ドラマを中心に放送するDlifeと言う事もあり
総投票数も77万の超え、視聴者の反響も大きかったようです。
又、発表義、部門別1位を連続放送した、
ランキング6位を一挙放送したり、新たな視聴者獲得や
ドラマシリーズの紹介になかなか良い企画です。
ちなみに、私は、総合ランキングの作品と部門別の作品は
全シリーズでは、ありませんが、全部見た事があります。



総合ランキング
1位 メンタリスト
2位 NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 -
3位 クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪
4位 BONES(ボーンズ) -骨は語る-
5位 Major Crimes 〜重大犯罪課
6位 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 
7位 エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY -
8位 ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言
9位 ER緊急救命室
10位 CSI:マイアミ  



投票作品 ラインアップ (35作品)
※()は、部門別1位作品と決定直後放送
されたエピソードです。

人命救助でも捜査でも輝く”医療”。 
   未知に立ち向かうSFもラインナップ



メディカル・サイエンス党
(部門別1位作品・放送作品メンタリスト・シーズン2#1 贖罪)

◎ボディ・オブ・プルーフ/死体の証言
◎BONES -骨は語る-
◎ER緊急救命室
◎ワンス・アポン・ア・タイム
◎アンダー・ザ・ドーム
◎見えない訪問者 〜ザ・ウィスパーズ〜
◎X-ファイル
◎マーベル エージェント・オブ・シールド
◎メンタリスト



☆ノミネート作品が多い事もありますが、総合ランキングで
 4作品もランキングされています。
 「ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言」は、ドラマ
 「デスパレートな妻たち」でお馴染みのダナ・デラニーが
  主人公ドクター・ミーガン・ハント役を演じていて、
  なかなか面白いのですが、米国では視聴率低迷により
  3シーズンで打ち切りとなっています。



<格好良く、オシャレ。でもスキャンダラス。
そんな女性たちが活躍するドラマ>
ウーマン・エレガン党
    ( 私はラブ・リーガル・シーズン4#1 
           おかえり、ジェーン!)

◎デスパレートな妻たち
◎デビアスなメイドたち
◎スキャンダル
◎プリティ・リトル・ライアーズ
◎ニキータ
◎私はラブ・リーガル
◎マーベル エージェント・カーター



☆このジャンルは、結構ドロドロしたモノが多いですが
「私はラブ・リーガル」は、その中で爽やかな感じです。
「マーベル エージェント・カーター」は、マーベルコミックスの
女性キャラクターのペギー・カーターが中心となり、
1940年代のレトロ感が描かれ、異色な作品です。



<次々と起こる、事件・事件・事件!
      刑事モノ好きにはたまらないドラマたち>

刑事・捜査党(NCIS ネイビー犯罪捜査班・
          シーズン5#1 真実との対面)

◎クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪
◎クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル
◎CSI: 科学捜査班
◎CSI: マイアミ
◎CSI: NY
◎コールドケース 迷宮事件簿
◎西海岸捜査ファイル 〜グレイスランド〜
◎Major Crimes 〜重大犯罪課
◎NCIS ネイビー犯罪捜査班



☆「LAW & ORDER」一連のシリーズがノミネートされていませんが、
 地味な作品で、淡々と描かれ、上記作品のような派手さは
 ありませんが、アメリカ社会を描いた長期人気シリーズで
 「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」シーズン18を数え、現在も
 放送中で、視聴率低迷で、すぐ打ち切りになる米ドラマ界では
 際立つ作品です。



<バディが繰り広げる無限のドラマ!
      様々な形のバディに注目!>
なかよしバディ
  (キャッスル/ミステリー作家のNY事件・
        シーズン3#1 犯人はキャッスル!?)

◎バーン・ノーティス 元スパイの逆襲
◎NCIS: LA 〜極秘潜入捜査班〜
◎キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿
◎ホワイトカラー
◎ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル



☆「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿」の
 スタナ・カティックは、女性刑事ケイト・ベケット役で
 2008年映画「007 慰めの報酬」でラストに、ほんのちょっと
 登場していて、2005年「ER緊急救命室」、2007年「CSI:マイアミ」、
 のも1エピソードに出演していますが、無名に近かった彼女は
 この役で、一躍スターダムに名乗りを挙げました。



<観る者をハラハラさせる”サスペンス”は、
      続きが気になるものばかり!>
サスペンス党(エレメンタリーホームズ&
          ワトソンin NY・シーズン1#1 摩天楼の名探偵)
◎ホームランド
◎殺人を無罪にする方法
◎エレメンタリーホームズ&ワトソンin NY
◎クワンティコ/FBIアカデミーの真実
◎リベンジ



ホームズ物は、人気がありますが、「エレメンタリーホームズ
&ワトソンin NY」では、ワトソン役を女性にしたのがポイント
ですが、その役をルーシー・リューが演じています。
名前は知らなくても映画「チャーリーズ・エンジェル」で
アレックス・マンディを演じていた女優さんと言えば解る人も
多いと思います。





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2017年03月09日

テレビミーハー的トピックス(2017年3月)



最近のテレビの話題をミーハー的に幾つか書いてみました。



新聞テレビ番組欄
新聞を購読する人も少なくなり、テレビ自体に
テレビ番組欄があるので、わざわざ新聞テレビ番組欄で
番組編成を全体的に観る機会が少なくなっていますが、
最近、ゴールデンタイム(19 - 22時の3時間)前後が
ライブ色の強い(ドラマ・映画に比べ、録画率が低い)
報道・バラエティー・スポーツ中継ばかりになり
朝のモーニング番組、昼から夕方と民放各社同じ様な
編成で、専門チャンネルのようになっています。



逆にBSでは、以前に比べ、多様な番組が増え、バランスの
良い編成になりつつあります。
地上波NHKのバランスの良い番組編成を見ると
好き嫌いは別にして何か安心感を覚えてしまいます。
BSは、スタートも遅く地上波に比べ、マイナー存在ですが、
それに、バランスの良い番組編成であった事が大きい事が
理由の一つで、このまま続くと、地上波のマイナー化
如いては、テレビ離れの危惧さえ感じてしまいます。



★ 「アナ雪」エンディングに賛否 
フジテレビのアニメ映画「アナと雪の女王」を地上波初放送に
エンドロールでの賛否は、様々な問題を含み、興味深いモノがあります。



メジャーな存在・地上波
「アナと雪の女王」を地上波初放送ですが、すでに
ディズニーチャンネルや無料BS「Dlife」では、
初放送されていてエンドロールでの賛否・反響の大きさは、
前述につながるバランスの良いメジャーな存在・地上波と
言う存在を裏付けた形です。



ドラマ・映画
地上波では、ドラマ・映画の枠が減少したり、消滅しています。
テレビ朝日・放送40年の歴史を持つ「土曜ワイド劇場」は、
ゴールデン枠から外れ2時間ドラマは日曜午前10時に新設する
「日曜ワイド」にシフトし、同じく、テレビ朝日・映画評論家
淀川長治さんの名調子で一世を風靡(ふうび)した
「日曜洋画劇場」は、2013年の改編で、バラエティー番組と混在する
「日曜エンターテインメント」枠での存続となっていましたが、
4月改編で完全に消滅し、やはり、後枠には、報道番組と
バラエティー番組となります。



他の民放も、エンタメで合体した枠内や特別番組として
フレキシブルに映画放送する同じような状況です。
地上波テレビの民放プライムタイム(19:00 - 23:00)枠内で
定時番組としてレギュラー放送している唯一の映画番組は、
日テレ「金曜ロードSHOW!」だけとなっています。
今回の「アナ雪」も特別番組として、フレキシブルな放送と言え
形を変えて言えば「アナ雪」のような視聴率を稼げる有力映画
コンテンツだけ放送する形です。
定時枠で、映画ファンを対象として、様々なジャンルの映画を
放送していく姿勢ではなくなっています。



ノーカット版
民放テレビ映画放映では、放送時間の都合上、編集し、時間を
短縮してするのが、一般的で、映画ファンなどには、
原作映画との編集の違いやその腕前を楽しみにテレビ映画放映を
観てる人もいる位ですが、編集せず、原作映画をそのまま
放送する場合は「ノーカット放送」と謳います。


今回も「ノーカット版」と銘打っていたにも関わらず、
エンディングに、スタッフロールを軽く扱い、
メインに歌唱動画を流してしまい、スタッフロールで余韻を
楽しみたい映画ファンに不評となる形でした。
スタッフロールをメインにするとか、両方とも別に流すか、
「ノーカット版」と謳わなければ、批判も、
もっと少なくなったと想われます。



アニメ映画「この世界の片隅に」では、制作の苦労から、
クラウドファンディングで、出資した支援者を名前を本編の
エンドロールでクレジットされていますが、映画では
「スペシャルthanks」や、「・・・に捧ぐ」などが
表示され、エンドロールは、チーム・総合芸術である映画を
象徴するのが、エンドロールです。
同じ様に、ドラマを制作するテレビ局が「ノーカット版」で
エンドロールを削ったのは、ちょっと悲しい気分です。



主題歌
大ヒット「アナと雪の女王」は、作品の質に、加え
アナ雪の略称で、社会現象となった一大ブームを巻き起こした
理由は主題歌「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」を



代表とする音楽も話題を呼んだ事で、特に日本では神田沙也加さん、
松たか子さん、May J.さん達の歌声やテクニックが話題となり
視聴者や他の芸能人が歌うより、、感情移入や
映画の雰囲気を味わうために、純粋にその歌を聞きたかった人も
多かったようです。



迷走
エンディングで、視聴者や芸能人が「レット・イット・ゴー」を歌う
シーンを番組のエンドロールで流すという視聴者連動型の
特別企画でしたが、NHK「100万人の花は咲く」や、
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングダンスに
あやかった感じで、かつて、オリジナルな企画を先行した
フジテレビとしては、少々残念ですが、家族で見る視聴者が



多いと予想される企画としては悪くなく、映画放映に連動先行した
バラエティー系特別番組「アナ雪が100倍楽しくなる!!ディズニー
の知られざる秘密SP」で、流せば良かったのにと言う気がします。
かつて、ドラマで一斉風靡したフジテレビのエンドロールの
扱い方、企画自体は悪くないのに、映画とバラエティーの勘違い



視聴率はとったものの、不評イメージで放映権の高さに比べ、
十分ペイしたと言えない思わぬ状況で、迷走する
フジテレビを象徴する出来事でした。
時代を先行したフジテレビだけに、何とかきっかけを掴んで
欲しい気がしています。



ドラマキャラ
HNKドラマ「スリル!赤の章・黒の章」は、
赤の章は小松菜奈さん主演、そして、黒の章は山本耕史さん主演で、
同じ設定で登場人物は変わらないのですが、
「赤の章〜警視庁庶務係ヒトミの事件簿」は、ヒトミ(小松菜奈)、
「黒の章〜弁護士・白井真之介の大災難」は、白井真之介(山本耕史)
の目線(主人公)で描かれるドラマです。



ドラマとして、どちらも面白いのですが、悪徳弁護士・白井真之介の
キャラが、ダーク―ヒーローと言う程カッコ良くなく、
ヒールにしては、愛嬌があり過ぎ、がめつく、日和見的で、
毎回犯人に騙されたり利用されたりした挙句、窮地に立たされるが
すんでの所で何とか助かり、彼らが逮捕された後には
「これまでのことは水に流す」として弁護の話を
持ちかけるものの、「もっと優秀な弁護士を知ってる」などと言われ
ことごとく断られるのがお決まりパターン。



しかし、カッコ悪い面だけでなく、第2回「弁護士・白井真之介の
大偽装!?」では、白井と女性・逆瀬川(野波麻帆)が、二人とも
焼死されかけますが、自分だけ逃げると思いきや、逃げずに
助ける一面もあり、憎めないキャラとなっています。
HNK「陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜 」の二枚目役や
一見善人、実は、猟奇犯と言うような屈折した役柄が多い
山本耕史さんが、前身ストレートで演技する新境地を
開いた感があります。


山本耕史さん演じる白井真之介を身を呈して救ったり
小松菜奈さん演じる瞳の自由奔放に振り回されたり
木下ほうかさん演じる相棒の黒岩からミスを押し付けられる
捜査一課の刑事・外河猛を演じる小出恵介さんの



真面目朴訥・不器用キャラは、個性派キャラが多い面々を
引き立て、目立たせる、常識の水準器のような存在も見逃せません。
RADWIMPSの「 前前前世」のような曲名のキュウソネコカミ
「邪邪邪VSジャスティス」の主題歌もキャチーな感じです。






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2017年02月09日

BS日テレ「船越英一郎 京都の極み・リストリア ラディーチェ、金戒光明寺、新三浦」(京都野菜レストラン)



02月05日放送・BS日テレ「船越英一郎 京都の極み」のテーマは、

「リストリア ラディーチェ、金戒光明寺、新三浦」でした。



リストリア ラディーチェ
店名の「リストリア」とは、「リストランテ」と「トラットリア」を
組み合わせた造語で、、カジュアルな雰囲気で、本格的なイタリア
料理を楽しめ、ディナーのもでしたが。ランチの要望が高く
ランチは、金土日のみ、1コースのみとなっています。


RISTORIA RADICE (ラディーチェ)

野菜は京野菜にこだわり樋口農園から季節に合った
新鮮野菜を仕入れていまが、樋口農園は、年間を通して栽培
している野菜は30〜40種類程で。その中には、賀茂茄子や九条ネギと
いった京野菜も含まれ、。購入者の半分は、料亭やレストランで、、
根本義彦シェフのように、野菜に惚れ込み、毎日のように自ら
収穫にくる料理人も少なくありません。


御金神社

御金神社
  (地下鉄東西線・二条城駅下車・徒歩約5分)
世界文化遺産・二条城の近くの閑静な住宅街の中にあり、
解り難いののですが、「御金」と書いて「みかね」と読む
事もあり、昔から金融・証券関係の崇敬が高い神社でした。
私が以前に行った時は、余り知られていなかったのですが、
近年、京都を訪れる旅行者が行ってみたい注目スポットとして
人気を集めていて、最近は「大大吉」のおみくじも人気が高いです。


金戒光明寺(黒谷さん)

金戒光明寺
黒谷の愛称で親しまれ、新撰組と言えば、壬生の屯所が有名ですが、
尊皇壤夷、風雲急を告げる京都市中警護のために藩主・松平容保は
任命され、会津藩の本陣がおき、新撰組が誕生した所で、
2017年1月7日〜3月18日迄、会津藩ゆかりの寺宝や、伊藤若冲筆
「宝珠に槌図」などが特別公開されています。
小高い丘の上に建つ巨大な山門を上ると、京都市街を一望できます。



京銘菓「八ッ橋」
BS朝日「悠久への旅 とっておきの京都」では、この寺には
箏(琴)の名曲「六段の調」の作曲者として知られ
八橋検校の墓があり、京銘菓「八つ橋」は琴の形を
かたどったもので、その名前の由来となったと
聖護院八ツ橋総本店では伝えられています。



本家西尾八ッ橋 本店
     (左京区聖護院西町)
1689(元禄2)年、山城国愛宕郡聖護院村八ッ橋屋として
開業し、300年以上の歴史を持ち老舗店です。
「三河国八ッ橋」の故事に感銘を受けた元禄時代の西尾家が橋に
似せた米粉の煎餅菓子を作ったのが西尾八ッ橋の由来とされています。
京都には「八ッ橋」のお店が幾つかありますが、その由来など
違いがあり、京都は、歴史が古い故に、様々な場所で本家・宗家・
総本家など店名や流派、人気商品の由来など違いも、京都を楽しむ
方法の一つです。



水炊き鳥料理 新三浦
     (中京区木屋町通御池上ル上樵木町)

京都・木屋町にある新三浦は、井戸水と鶏ガラを10時間以上
煮出してとった白濁したスープは創業以来変わらなく、
使うのは国産の朝びき若鶏のみと言う水炊きで有名なお店です。
実は、此処は女優・森光子さんの生家であり、
森さんの母の艶(つや)さんは三味線好きが高じて芸妓になり、



森さんの伯父とともに割烹旅館「國の家」を営み、旅館には
しばしば俳優の阪東妻三郎が訪れ、その姿を見て、芸能界への
憧れのキッカケの一つとなったと森さんの著書
「人生はロングラン 私の履歴書」にも書かれています。



その後、「國の家」は倒産し、現在は、 新三浦が
営業していますが、、当時のままの部屋も残っていて
番組では、森さんが背比べしたと思われる柱の傷も
紹介され、森さんは生家と言う事もあり、何度となく
訪れています。



最後の別れ
森光子さんは、亡くなる少し前に、女将を訪ね、体も
弱っていたため、店に入る事は出来ず、京都特有の玄関まで
距離がある通路を車の中から、暫く眺められていたのが、
女将と森さんの最後の別れとなったそうです。
森光子さんは、車中から生家での子供時代から大女優として
逝く迄を、それこそ走馬灯の様に、思い起こされていたのでしょう。


イル・ギオットーネ 京都店

野菜にこだわる京都のレストラン
野菜にこだわるエストランは多くなっていますが、特に京都は、
伝統野菜が多く、その素材の魅力に惚れ込んだり、野菜にこだわる
レストランが多いです。

イル・ギオットーネ


épice

épice(えぴす)


カ・デル ヴィアーレ

カ・デル ヴィアーレ


Restaurant shin 信

Restaurant shin 信


ルルソン・キ・ボア

ルルソン・キ・ボア


リストランテ オラエ 祇園

リストランテ オラエ 祇園


セ サンパ

セ サンパ


BISTRO EL GINO

BISTRO EL GINO


Abbesses

Abbesses(アベス)



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2017年02月01日

船越英一郎 京都の極み・平八茶屋、寂光院、木乃婦(成長した料理人&身を呈して守った仏像)



1月29日放送・BS日テレ「船越英一郎 京都の極み」は、

「平八茶屋、寂光院、木乃婦」で、面白い内容でしたが、

BS-NHKハイビジョン特集「受け継ぐ 京都 老舗料亭の代替わり

(初回放送:2006年)」を見た私は、感慨深いものがありました。



受け継ぐ 京都 老舗料亭の代替わり

400年続く、京都の老舗高級料亭である瓢亭(ひょうてい)の

14代当主・高橋英一さんから、15代若主人の高橋義弘さんへの

「代替わり」を描いたドキュメンタリーで、そこに、若き日の

「平八茶屋」21代目若主人・園部晋吾さんと「木乃婦」の三代目・

若主人・高橋拓児さんがともに出演しているのです。


山ばな平八茶屋

山ばな平八茶屋
創業は天正年間 1576年、若狭街道の街道茶屋として発祥し
以来420年、麦飯とろろ汁を伝承料理とした京・洛北の
老舗料亭です。


山ばな平八茶屋

麦飯とろろ汁
平八茶屋の創業当初からの名物で、上質の丹波産つくね芋を
すりおろし、北海道礼文島香深浜で採れる天然の利尻昆布と
鹿児島県枕崎産の本枯れ節の鰹節を使った秘伝のだしで
ゆっくりとのばして、少し。少し白味噌が入っています。


山ばな平八茶屋

平八茶屋21代目若主人・園部晋吾
「受け継ぐ 京都 老舗料亭の代替わり」では、
父からランチメニューを任され、伝統を元に
自分なりのモノを加えろと言われ、悪戦苦闘する姿が
描かれ、現在では、船越さんを迎える、りっぱな
若主人となっていました。



木乃婦
(下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町)
元々は、仕出し・出張料理のお店で、料亭も併設した形で、
京都は「鰻の寝床」でしられますが、玄関からは想像出来ない位の


木乃婦

奥行きに船越さんもびっくりでしたが、室町の若旦那衆に人気の料亭で、
7老舗の暖簾を受け継いだ三代目若主人の高橋拓児さんが、料理の
ジャンルの垣根を超えた従来の概念にしばられない独自の京料理が
特徴です。



三代目若主人・高橋拓児若主人
「受け継ぐ 京都 老舗料亭の代替わり」では、
インタビューに応えて、これぞ「木乃婦」というような
料理が未だないので、是非、作りたいを言っていました。
船越さんが、食べたフグの白子のような胡麻豆腐のもっちりした
食感とフカヒレと言う組み合わせの「フカヒレと胡麻豆腐の鍋」が
この店の名物メニューとして紹介されました。


寂光院

寂光院(左京区大原草生町)
京都大原の地に優しくひっそりと佇む聖徳太子が御父用明天皇の
菩提を 弔うために建立されたと伝えられる尼寺で、
第3代の建礼門院徳子(平清盛の息女)が、我が子と入水するも
自分のみ救われ、源平の戦に破れて遠く壇ノ浦で滅亡した平家一門と、
我が子安徳天皇の菩提を弔い、終生をこの地で過ごした事も知られています。



六万体地蔵尊
寂光院の本尊は六万体地蔵尊と称される鎌倉時代造立の
地蔵菩薩立像(重要文化財)でしたが、平成12年5月、放火により、
本尊様は大きく焼損し、黒く焦げた痛々しい姿となったものの
原形は留め、燃え尽きる事はなく、修理を施されて、現在は
境内奥の耐火構造の収蔵庫に安置されています(非公開)。
本堂には、形・大きさともに元通りに復元された新たな
地蔵菩薩立像が安置され、鎌倉時代の制作当時そのままの
美しい彩色となっています。



胎内仏
焼損した事は、残念ですが、真っ黒に焼けこげた高さ約2・56mの
本尊の中には、桐箱が、本尊に守られるように奇跡的に難を逃れました。
その桐箱にた多数の小さな地蔵菩薩像などを納められ
胎内仏があった事が解りました。
5〜10pの地蔵菩薩の小像3417体や教典5巻、香袋など、今では
本尊本体と一括で重文指定されている貴重な品々が17個の桐箱に
入れて、像内に納められていました。



翠月(左 京区大原寂光院前)
大原、寂光院の門前で 自家製の京独特で 伝統ある漬物と
佃煮を製造販売する店で、船越さんもご贔屓のお店だそうです。
京都三大漬物(千枚漬、すぐき、しば漬)の一つである
しば漬で有名なお店 です。



しば漬
洛北の漬物と言えば、大原の“柴漬けで、本来は「紫葉漬け」と書き、
赤紫蘇の葉で漬けた漬物で、もともとは、夏野菜を保存するため、
塩と赤紫蘇で漬け込んで、乳酸発酵させたものでした。
乳酸発酵では、酸味も強く、日数もかかるため、今では酢などを
使って漬けている浅漬けのものもあり、昔ながらの製法を守ったものを
「生しば漬」と呼び、先程の平八茶屋の漬物は、この大原の生しば漬です。
しば漬と言えば、きゅうりを思い浮かべますが、翠月のは茄子の
しば漬です。


大原温泉 湯元のお宿 
民宿 大原山荘


大原山荘 足湯カフェ(左京区大原草生町)
京都洛北大原寂光院畔の京都大原温泉・湯元の宿で、
温泉と自家製味噌で作った味噌鍋がとして知られる
大原山荘内にある、足湯が楽しめるカフェ。
ドリンクを注文すれば、タオル付きで40分間足湯を利用できます。



鯖街道
小浜に伝わる古い文書で「市場仲買い文書」というのがあり、
その中に「生鯖塩して荷い、京へ行き任る」という文章があり、
若狭から運ばれた鯖が、京の都へつく頃には丁度よい塩加減に
なったという意味です。
現在、鯖街道は幾つかルートがありますが、小浜から熊川宿を
抜け、朽木、大原、出町へと続く道が最もポピュラーな
ルートとなっています。



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2017年01月30日

映画「油断大敵」VS 延暦寺「不滅の法灯」



BS-TBS「高島礼子・日本の古都〜その絶景に歴史あり」で

「京都1200年歴史ミステリー・比叡山の謎」のおいて

比叡山延暦寺の「不滅の法灯」の話題がありました。



不滅の法灯
比叡山延暦寺。その中核をなす根本中堂に1200年もの間、一度も消
えたことがない「不滅の法灯」と言うお灯明があり、この法灯は天台宗を
開いた伝教大師最澄が、比叡山の山中に根本中堂を建立し、
自ら薬師如来本尊を彫り「明らけく、後の仏の御世までも、
光伝えよ法の灯しび」と、点灯した灯です。



油断大敵
「不滅の法灯」は、毎朝夕に燃料の菜種油を絶やさないように
僧侶が注ぎ足し続けているそうで、気を抜くと燃料が断たれて火が
消えてしまうので、一説には「油断大敵」は、ここから出た言葉で
あると言われ、慣れていること、普段当たり前のように行うこと、
日常生活に溶け込んでいることなど、だからこそ気を引き締めて
行うことを意味合いがあり、その灯りが消えない事よりも、その灯りを
気にとめる多くの人々によって引き継がれて来た事に価値があります。



リスク管理
現在において、リスク管理が注目されていますが、
「比叡山」は1571年の織田信長の叡山焼き討ちで全山が消失し、
「不滅の法灯」は、断火の危機に陥りましたが、法灯は、
山形県山形市山寺にあり、第三世天台座主慈覚大師円仁
が開いた、立石寺(りっしゃくじ)が、開山の折りに、


立石寺

法灯は分灯されていたため、断火を免れ、江戸時代になると
比叡山の再興に伴い、法燈の明かりも無事に戻されました。
又、立石寺も1521年、立石寺が伊達氏に味方したことで、
最上氏の軍勢に攻められ焼失し、同じく断火を免れ、
現在、33万坪の境内がある寺に、三つの不滅(法灯・香・
写経行)が、今尚、護られています。



法灯の輪
現在では、立石寺だけでなく、数か所以上に
分灯され、分灯を護持する先も様々で、再分灯なども
含めると全国に多く存在し、最澄の不滅の法灯を
輪が広がっています。

▽立石寺(山形県)
▽中尊寺(岩手県・平泉)
▽観音寺(宮城県・気仙沼)
▽松緑神道大和山(青森県・津軽)
▽金藏寺(神奈川・横浜)
▽心華寺(京都府・宇治)
▽西福寺(茨城県・大洗町)
▽龍泉寺(栃木県・足利)
龍泉寺本堂には「比叡山不滅の法燈」と
「立石寺不滅の法燈」が燈されています。



映画「油断大敵」
2012年「八日目の蝉」で、日本アカデミー賞最優秀作品賞、
最優秀監督賞を受賞した成島出監督が、役所広司さんと
柄本明さんを主演に迎えた映画が「油断大敵」で
「日本沈没」など多数のヒット作の脚本を手掛けてきた
監督デビュー作品だけに、その後の活躍をみるうえで
大変興味深い作品となっています。



ストーリー
妻を病気で失い、駐在所勤務から窃盗事件担当の刑事になった
ばかり新米刑事・関川仁(役所広司)は、8歳になる一人娘の美咲と
二人暮らしで、娘の自転車を修理してくれた男が、
大泥棒の“ネコ”こと猫田定吉(柄本明)で、お礼を言う時
鞄の中のピラニアの餌で気付き、ネコを逮捕するも、
取調室でベテラン刑事に質問をかわし、決して口を割らない
ネコでしたが、素朴で飾り気のない仁に惚れ込み



「全部話すから、お前の手柄にしろ」とこれまでの罪状を
洗いざらい語り出し、その上、泥棒刑事としてのイロハや一流の
泥棒の手口、哲学、プロフェッショナリズムを教えて
くれ、一流の刑事に追われてこそ一流の泥棒の技も映えると
いうのがネコの持論で、「十年後にもう一度勝負だ。それまでに
一流の泥棒刑事になれ」と仁に言い残して刑務所に入っていく。
そして十年がたった……。



主なキャスト
役所広司(関川仁) ・柄本明(猫田定吉・ネコ)
夏川結衣(牧子先生) ・淡路恵子(綾乃)
津川雅彦(東条医師) ・奥田瑛二(パチンコ屋社長)
笹野高史(小栗)・角替和枝(工藤加代 )



取調室
ネコが、関川との最初の取調室、一枚も二枚も上手の
ネコに、からかわれ、挙句の果てに、ネコに人生相談し
逆にネコに取り調べられる姿が面白いだけでなく、
ラストの取調室が生きる伏線になっています。
「中年刑事と初老の泥棒の人情話」を「妻に先立たれた男と
一人娘成長」を絡めるベタな内容ですが、約2時間と言う時間を
短く感じさせる手腕は、その後の活躍を納得させます。



笹野高史
猫に泥棒された小栗で、この映画は刑事と泥棒の
人情美談的な展開ですが、やはり、泥棒は泥棒で
被害者の人生を狂わす陰の部分を、ピラニア水槽に頭を
ツッコんで笑わせながら、そんな部分を演じています。
当時未だ、ブレイクしていなかった笹野高史は、
映画「ふしぎな岬の物語」で、笹野高史を起用しています。



現場検証(修行期)
犯行歴が多いネコは、現場検証行脚とも言え、犯行現場
に連れて行く関川刑事は、そこでネコから、泥棒のレクチャーを
受ける姿は、さながらカンフー映画の師匠と弟子のような感じで
トイレのシーンのように、まさに「油断大敵」、試される姿は
映画「少林寺三十六房」の「サンテイ未熟でした」のような
感じを覚えます。



夏川結衣
娘が世話になっている牧子先生で、お互い恋心を抱くも
幼い娘の母に対する潔癖性が、原因となり、断食をも
いとわない娘の抗議で、悲恋に終わってしまいます。
そんな娘が、大きくなり、再婚したらと言うのは成長を
感じさせるとともに、親離れの寂しさでもあります。



2010年、成島出監督の映画「孤高のメス」でも、
夏川結衣さんは、優秀な看護婦役で、同じような役処です。
ドラマ 「結婚しない男」やこの映画でも、夏川結衣さんの
自転車の荷台に脚とかを「ばんっ」と投げ出す姿や、
ビール笛を見つめるシーンんなど、絶妙な間を持っていて、
笑いと共に、ペーソスを表現が上手い女優さんです。



淡路恵子
ネコ行きつけの小料理屋の女将・綾乃は、昔、ネコと
色々あったけど、今は、戦友のように、達観した存在の
綾乃は、何か客観性を持ち、ネコと関川の橋渡しを
する人として適任で、この情報の出所の確かさを感じさが、
ラストの病気の笑いにつながります。



群馬県
映画「64(ロクヨン)」の舞台は、群馬県ですが、
この映画の舞台も群馬県に設定され、冒頭マーチ風の音楽に
合わせて群馬ののどかな風景が描写されたり、映画全編
に群馬訛りがちりばめられ、何かこの映画の雰囲気を
支えています。



祇園囃子
関川親子と牧子先生がで歌いながら歩くシーンで、流れる
祇園囃子は、次第に早くなり、リーダーに合わせ
必死にそのテンポについていく少年達、そして
頂点に達した時、突然に、ピタリとその音が止む爽快感と余韻。
映画に全然関係ないのに、妙に印象に残るのは、これが、
この映画のリズムを象徴しているかも知れません。
又、。「オイッチニ、オイッチニ」という奇妙な
おまじないも印象的です。



繰り返し・対照の妙
新米刑事とベテラン泥棒の取調室、そして、脂ののった
ベテラン刑事と力が衰え始めた泥棒、これが映画の演出の
メインフレームである繰り返し・対照の妙です、
無保険の泥棒は、痔の手術を刑務所で無料で治療するため、
逮捕され、その泥棒が、現役を全うする為、逮捕・入院を避け
たのに期せずして逮捕され、又、関川の技量が上回り、
期せずして落とされ(自供)、しかも、ネコには
大どんでん返しが待ち受ける構図があります。



翼で飛び立つ
ネコは、現状を打開するため、泥棒の道で、翼で飛び立ち
関川の娘は、看護師と言う道で飛び立ち、関川は、
ネコから翼で飛び立ち、ネコは、トラウマを関川から
解放され、新たな翼を得ました。
ネコの「天職とは、神様から預け託されたものだろ・・・」は、
善悪を超えて、妙な現実世界の説得力があります。



実話
この映画、なんと実話を元にした映画で、原作は元警察官の
飯塚訓さんが書いた「捕まえるヤツ 逃げるヤツ・文庫題
(油断大敵〜刑事部屋事件簿」で、物語のモデルになったのは
元群馬県藤岡警察署長で、ネコというあだ名の泥棒も実在し
、ふたりの奇妙な関係はテレビのノンフィクション番組で
紹介されたこともあるそうです。



役者の相性・化学反応
クライマックスの取調室のシーンで、役所さん扮する刑事が、
約10分もの間、柄本さん演じる泥棒を前に独白をするシーンがあり、
カメラのないリハーサルの段階で、台本も持たず、一字一句間違えず、
方言も完璧で最後まで一気に喋り「俺は泣かねぇぞ」って言って
いた柄本さんの顔がキュ〜っと赤くなり、そこには
役者の相性・化学反応がありました。
最近では、ドラマ「カルテット」の松たか子さん、満島ひかりさん
高橋一生さん、松田龍平 さんの化学反応が面白いです。



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2017年01月26日

二時間ドラマの新シリーズを考える(新十津川警部シリーズがスタート)



TBS「月曜名作劇場」枠の人気サスペンスドラマ

2015年まで続いた全54作品の「十津川警部シリーズ」に

代わり、「西村京太郎 サスペンス 十津川警部シリーズ」が

スタートしました。



名コンビの渡瀬恒彦&伊東四朗
渡瀬恒彦(十津川警部役)さんと伊東四朗さん(亀井刑事役)は
1992年からコンビを組み、シリーズが進むとともに深みが増し
「ハマリ役」でしたが、年齢や健康的なモノもあり、惜しまれつつの
降板で、それを引き継いだのが、内藤剛志(十津川警部役)さんと
石丸謙二郎(亀井刑事役)さんです。



二重のイメージ苦
内藤剛志さんと石丸謙二郎さんは、長年続いた人気シリーズで
イメージが固まっているだけに、そのイメージを払拭するだけでも
大変ですが、お二人とも、人気俳優で、他のドラマ・シリーズで
刑事役が多く、自身のそのイメージも、このドラマでは、逆風となって
しいまいます。



既視感@
このドラマの初回を見た人は、内藤剛志さんの
「科捜研の女シリーズ」の土門薫刑事、又は、捜査一課と言う事で
「警視庁・捜査一課長」の大岩純一捜査一課長 、そして、
石丸謙二郎さんは、「ショカツの女〜新宿西署・刑事課強行犯係」の



畠山義信刑事課長イメージで既視感を覚えた人も多いと思います。
又、新シリーズでは、伊東四朗さんの次男・伊東孝明さんが
日下刑事役で出演し、伊東四朗さんと羽田美智子さんの
人気シリーズ「おかしな刑事」では、伊東孝明さんが
大崎 通夫刑事役で出演しています。



既視感A
▽今回のドラマの題名は 「伊豆・下田殺人ルート」ですが
原作は、「越後・会津殺人ルート」で、旧シリーズで、
1999年には、「越後・会津殺人ルート―追いつめられた十津川警部」に
おいて、 渡瀬恒彦さんがシリーズ初の一人二役に挑戦、
美人報道カメラマン役に藤谷美紀さんを迎えています。



▽今回「スーパービュー踊り子」が登場しましたが、
伊豆・踊り子号殺人ルート〜消えた一億円の謎〜(原作・
伊豆誘拐行)」 が放送されています。



▽2004年「四国連絡特急殺人事件 (原作・四国連絡特急殺人事件)」
では、一人は犯人で双子役を内藤剛志さんが演じています。



キャスト一新
もう一つの十津川警部が登場する1979年でテレビ朝日が
放送している「西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズ」は、
十津川役は三橋達也さんが演じ、亀井役は綿引勝彦さんを経て
愛川欽也が長年担当し、その後、両者の降板をうけ、高橋英樹と
高田純次にそれぞれバトンタッチされたましたが、
マイナーチェンジが有りましたが、これ程のキャスト一新は
無い様に思われます。



十津川警部シリーズ変遷した個性
新十津川警部は、旧シリーズに比べ、ワイルドな感じが
ありましたが、 1992年旧シーリズ「札幌駅殺人事件 」など見ると
渡瀬恒彦がお若い事もあり、結構ワイルドで、シリーズを重ねる毎に
今の十津川警が形作られて、来ています。



又、片平なぎささん&船越英一郎さんコンビの
小京都ミステリーの第一作「小京都連続殺人事件」も
柏木尚子(片平なぎさ)の実妹が登場するなど
小京都ミステリーイメージとは異質な感じで
第3作「津和野・萩殺人事件」辺りから、イメージが
固まってきています。



不動の十津川班メンバー
渡瀬恒彦さんと伊東四朗さん以外にも十津川班の
多少のキャスト変更はあるものの
西本功役の堤大二郎さん(第8作・第10作 - 第13作・
第15作 - 第19作・第21作 - 第40作・第42作・第44作・
第46作・第47作・第49作・第50作・第52作 - 第54作)
安原美知子役の山村紅葉さん(第4作・第9作・第13作・第14作・
第17作 - 第19作・第21作 - 第53作)



小西淳平役の中西良太さん(第20作 - 第54作)
村川留美役の古川りかさん(第22作 - 第46作・第48作 - 第54作)
山下智志役の山田アキラさん(第20作 - 第54作)達が
第20作辺りから不動のメンバーとして支えて来た事も見逃せません。
渡瀬恒彦さんの人気シリーズは、「警視庁捜査一課9係」のメンバーや
「タクシードライバーの推理日誌」の主要メンバーなど
不動のキャストが多いのが特徴的です。



新旧シリーズ
音楽など旧シリーズのモノを使用したり、
旧シリーズを踏襲したモノも多いですが、
キャスト一新と言う事もありますが、俳優さんの
演技もありますが、それ以外に何か微妙に違うモノを
感じた面もあると思います。



実は、製作会社が 、旧シリーズのテレパックから
オスカープロモーションに代わった事も大きいようです。
キャストも、安原警部補 の前田美波里さん、十津川直子
(十津川省三の妻)の池上季実子さん、村川留美(警視庁捜査
一課の刑事)の齋藤めぐみさんなど、オスカー色が
出ているようです。



個性が光るドラマシリーズ
長期人気シリーズで、制作局が違うケースもありますが
それぞれのシリーズで主演俳優の個性が光る演技で
シリーズが受け継がれる事も多いです。



◎女検事・霞夕子
放送期間1985年- 1993年(10回)
桃井かおり主演
▽新・女検事 霞夕子
放送期間1994年 - 2005年(25回)
鷲尾いさ子主演(第1作 - 第20作)
床嶋佳子主演(第21作 - 第25作)



◎女弁護士 朝吹里矢子
女弁護士 朝吹里矢子(テレビ朝日系・土曜ワイド劇場版)
放送期間 1978年 - 1992年(全13回。
十朱幸代主演
▽新・女弁護士 朝吹里矢子(テレビ朝日系・土曜ワイド劇場版)
放送期間 1994年 - 2000年(全7回)
財前直見 主演
▽弁護士 朝吹里矢子(TBS系・月曜ミステリー劇場版)
放送期間 2001年 - 2005年(全4回)
南果歩 主演



その他の受け継がれたシリーズ(一部)
浅見光彦シリーズ 沢村一樹→ 速水もこみち(TBS)
京都殺人街道 坂口良子→若村麻由美 (日テレ)
赤かぶ検事奮戦記 フランキー堺→橋爪功 (テレ朝)
江戸川乱歩シリーズ 天知茂→北大路欣也 (テレ朝)
温泉若おかみの殺人推理 大島さと子→東ちづる (テレ朝)
法医・歯科学の女 中村あずさ→有森也実 (テレ朝)
棟居刑事シリーズ 佐藤浩市→東山紀之 (テレ朝)
浅見光彦シリーズ 榎木孝明→中村俊介 (フジ)





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2017年01月23日

バーン・ノーティス 元スパイの逆襲 最終回(ドラマのラストを考える)



「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」が、シーズン7で

最終回を迎え、ラスト(最終回)について考えさせるモノがありました。



取っ付きの悪いドラマ
任務遂行中に突然、バーン・ノーティス(解雇通知)を言い渡され、
全てを失ったマイケル。 クールで有能、でも母親には弱く人情味
溢れる元スパイが繰り広げる、スリリングな サスペンス・アクション。
と言うドラマなのですが、最初見ると、日本人にとっては、スパイの
ノウハウみたいで余り面白くないと感じる方が多い、取っ付きの
悪いドラマと言う気がします。



ジョーク
最初はどう見ていいか、スタンスの解り難いドラマなのですが、
シーズン当初は、仕事にあぶれ、スパイの経験を活かし、
探偵稼業的にご近所トラブルのような仕事を解決し、
解雇を撤回させ、復帰を夢見て奔走するというコメディタッチの
作品で、何本か見ると、そのお気楽で軽妙な魅力にハマって行きます。



愛情・友情・ユーモア・茶目っけ
もう暫くすると、
主人公のマイケル・ウェスティン(ジェフリー・ドノヴァン)と
フィオナ・グレナン (ガブリエル・アンウォー)、
サム・アックス (ブルース・キャンベル)、
ジェシー(コビー・ベル)、とマイケルの母である
マデリン・ウェスティン(シャロン・グレス)の愛情・友情・
ユーモア・茶目っけが魅力的に感じて来ます。



フィオナの収監
シーズン1〜3辺りまでが、その路線で続き、私も好きな
シーズンなのですが、米ドラマの宿命とも言える、シーズンを
続けるために、盛り上がり・変化の為に、コメディ路線から
次第にシリアス路線に代わり、ドラマ「華麗なるペテン師たち」や
の映画「スティング」様な痛快さが薄くなり、スパイドラマ的に



変化し、殺人場面の増えていき、シーズン4〜5迄当たり迄位なら、
エッセンスが変化したと解釈してみれば、シーズン4位から見始めれば、
そんなドラマと想い見れますが、シーズン6の フィオナ
(ガブリエル・アンウォー)がFBIに自首し収監される位から、
シーズン1から見て来た人には緊迫感に溢れる反面、シリアスさに、
切なくなったり、辛くなってきます。



クリフ・ハンガーじゃないラスト
先日も書きましたが、シーズンを繋げるための、最終回を
どうなるか解らない中途半端な結末で終わり、
急な打ち切りで「クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル」の
ようなラストで、長期シーズンのドラマでもファイナルシーズンは
クリフ・ハンガー的に終わるケースが多いですが、
「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」は、ファイナルに
相応しく、ドラマのクオリティーも高いドラマファイナルとなっています。



一人が意外な結末
ドラマ「相棒」のseason11で甲斐 享が、懲戒解雇になり、
収監されると言う、いかに盛り上げる為とは言え、そのドラマ
エッセンスから禁じ手という結末があります。
「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」でも
マイケルとフィオナの映画「ボーン・アルティメイタム」
のような結末やサムとジェシーも、このドラマらしい
ハッピーエンドなのですが、マイケルの母である
マデリンの結末も禁じ手と言えると思います。



絶体絶命の息子を正しい道に戻し、救うための
盛り上げ方は良いのですが、やはり、他の4人と同じく、
室内に入った敵が、C4を見て、逃げ出し、
ジェシーが、C4を外に投げ、敵を殲滅し、



怪我で済み、入院したマデリンの元に、映画「ゴールデン
スランバー」のように、両親に届いた半紙に書いた墨文字のように
マデリンだけが解るマイケルとフィオナが生きているサイン的な
モノが届くラストのような結末であって欲しい気がしました。
マデリンの存在は、「NCIS:LA極秘潜入捜査班」の
OSP管理部長・愛称ヘティ(リンダ・ハント)のような
バーン・ノーティスのメンバーのベクトルが一つになる
存在でした。




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2017年01月21日

高島礼子・日本の古都京都・1200年歴史ミステリー・比叡山の謎(遣唐使での学びの相違・空海と最澄)



1月13日放送「高島礼子・日本の古都 〜その絶景に歴史あり」の

「京都1200年歴史ミステリー・比叡山の謎」は、空海と最澄と言う

対比が非常に面白かったです。



同じ志
767年に近江の国で生まれた最澄、774年に讃岐の国生まれた
空海は、ほぼ同年代で、当時の奈良仏教に飽きたらず、或いは
腐敗した仏教に不満を覚え、山にこもり修業し、新しい仏教と言う
同じ志で、同じ遣唐使の船団で、当時は命がけで、4漕の船団で
2漕は難破し、二人は生き残りましたが、着いたのは、最澄は



甲州で、地理的にも近く、何より唐の主流だった天台宗を学ぶ
目的だったので天台山へ、空海は、福州に着き、
遥か遠く、長安の都で、当時最先端の密教を学びました。
二人の大きな違いは、当時の国費留学生は20年の長期滞在が
義務づけがありましたが、桓武天皇に重用されエリートだった最澄は、
国費留学生でも、早く帰国し、新しい仏教を流布して欲しい
桓武天皇の想いから、留学期限を1年とされ、無名の空海は、
私費留学生扱いでした。



留学と言う大きな分かれ目
最澄は、天台宗の奥義をマスターし、当時最先端の密教にも
出会いましたが、学びたかったのですが、短期間であったため、
密教のマスターには至りませんでしたが、
空海は、僅か2年余りの期間で、難解な古代インド語である
サンスクリット語をマスター、さらに、わずか2ヶ月で、
最高権威の僧侶から、密教のすべてを受け継いだ上
密教の教典や曼荼羅なども日本に持ち帰りました。



桓武天皇と嵯峨天皇
二人は、その才能や努力で認め合う関係で、ベクトルが同じでしたが、
桓武天皇に重用され、結果を急がれ京都の鬼門を守る位置にある延暦寺と
言う拠点も既にあり、密教に惹かれながらも、天台宗を流布せざるを



得なかった最澄、桓武天皇が亡くなり、嵯峨天皇が即位し、無名だった
ものの、密教をマスターした空海が重用され、天台宗と密教と言う
構図が出来上がってしまいました。



カリスマと教育指導者
難解で複雑な密教をマスターした空海は、天才肌で、
カリスマ的な存在に、一方、奥義をマスターした天台宗と
不完全なままとなった密教を両方学び、天才肌の空海が知る由もない
両方の難しさ、違い、悔しさなどが、逆に大きな礎となり
最澄が開いた比叡山延暦寺は、仏教の総合大学と言われ、その後も
浄土宗(法然)、浄土真宗(親鸞)、臨済宗(栄西)、曹洞宗(道元)、
日蓮宗(日蓮)、時宗(一遍)などは、もともと天台宗から



派生したスーパースターを数多く排出しました。
最澄は、延暦寺と言う拠点で、活躍したのに対して、空海は
各地を行脚した事が、各地に伝説事につながり、カリスマ性を
高めたと言え、天才肌VS超秀才、インドアVSアウトドアなど
究極のベクトルは同じでも、性格の違い、そして、運命で
出来上がったモノが異なったというのは面白いですね。



政教分離し、庶民の仏教
奈良時代の仏教は、位とかお寺を建てることが目的で、
次第に政治と大きく結びつき、腐敗し、最澄が、19歳の若さで、
年間10人しか認められない朝廷の正式な僧侶になったように、
一部の限られたエリートのための政治的な仏教、中国の科挙制度のように、
なってしまった仏教を、空海と最澄は、ある種、政教分離し
純粋な仏教を求め、それにより、庶民、万人
に通じるスケール感のある仏教流布の基礎を形成した点が、
二人の大きな功績と言えます。



比叡山と平安京の鬼門
京都は、794年、桓武天皇の時代に「平安京」として造営されましたが、
奈良時代末期、政争が続き、祟りでもあるかのように 、天災が相次ぎ
桓武天皇は、すべてを一新してやり直すために、造営にあたって、
風水に則って方位学によって選ばれた吉相の場所であったといわれ
又、都を守る為に多様な結界を張り巡らしました。
最澄が山籠もりし、修行した比叡山が、平安京の北東にあり
比叡山延暦寺が鬼門封じの役割を果たしました。




最澄が修行地として比叡山を選んだ理由のひとつに、中国の天台大師の修行の
指南書・摩訶止観(まかしかん)」の中に人里離れた静かなところで、
社会的つながりを一時的に断って、集中的に修行することの大切さを
説かれ、比叡山について最澄は「おのずから住めば持戒のこの山は、
まことなるかな依身より依所」と詠み、修行に相応しい場所を
選んだ事が、鬼門封じの場所でもあった事が興味深く、
遣唐使で難破せず、無事についた二人、比叡山を選んだ最澄
「何か持っている男」に運強さを感じてしまいます。



法灯
延暦寺の中核をなす根本中堂に1200年もの間、一度も消えたことがない
「 不滅の法灯」と言うお灯明があり、毎朝夕に燃料の菜種油を絶やさ
ないように僧侶が 注ぎ足し続けているそうだが、
気を抜くと燃料が断たれて火が消えてしまう事から
「油断大敵」と言う言葉が生まれたとか。
又、高野山の奥の院にある燈籠堂の、幾千という数
の吊燈籠が荘厳ですが、832年に弘法大師が行った「万燈万華会」
を発端とする燈明。もう一つは、1118年に弘法大師に講じられた
祈親(きしん)・白河の燈明は消えずの火となっています。



両燈は永遠の生命のシンボルで、鎌倉時代に入り、信仰の意義が
薄らいだ時に新たな理由づけとして「貧女の一燈、長者の万燈」が
考えら、そのように呼ばれるようになりました。
今では、1950年弘法大師奉賛会の発会を祈念し高松宮が点したもの、
1984年弘法大師千百五十年後遠忌に日中友好を念じ、
中曽根総理大臣(当時)によって点じられた燈明の計4つの消えずの火が
拝殿正面に灯っています。



高野山と言う山。延暦寺と言うお寺
地名としての「高野山」と言う山は無く、八葉の峰(今来峰・宝珠峰・
鉢伏山・弁天岳・姑射山・転軸山・楊柳山・摩尼山)と呼ばれる
峰々に囲まれた盆地状の平地の地域を指しています。
総本山金剛峯寺という場合、金剛峯寺だけではなく高野山全体を
指し、高野山は「一山境内地」と称し、高野山の至る所がお寺の



境内地であり、高野山全体がお寺なのです云わば、高野山は
金剛峯寺の境内とも言え、高野山の本堂は、大伽藍にそびえる
「金堂」が一山の総本堂になります。
延暦寺も、一つのお寺で無く比叡山の山上から東麓にかけて位置する
東塔、西塔、横川(よかわ)などの区域に所在する堂塔の総称です。
延暦寺は、比叡山全域を境内とする寺院と言う事になります。

延暦寺周辺の宿



延暦寺会館


星野リゾート ロテルド比叡

星野リゾート ロテルド比叡


KKRホテルびわこ(国家公務員共済組合連合会びわこ保養所)

KKRホテルびわこ(国家公務員共済組合
    連合会びわこ保養所)



びわ湖大津プリンスホテル (旧 大津プリンスホテル)

びわ湖大津プリンスホテル 
    (旧 大津プリンスホテル)




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