2017年06月17日

日本のオーベルジュの歩み(洋食&ワイン&ペンションブーム)


オーベルジュ特集

最近、宿泊施設を備え、食材や産地にこだわった料理を

提供するレストラン「オーベルジュ」と言う言葉が定着して

旅行雑誌などでもよく目にする様になりました。



オーベルジュの発達
発祥は中世のフランスといわれ、郊外や地方にある
宿泊設備を備えたレストランを指しています。



@中世のオーベルジュ
簡易宿屋兼料理屋と言う感じで、日本では
粗末な食事が付いている木賃宿、安い旅籠屋が
イメージに近い感じがします。



Aフレンチの確立
1789年のフランス革命後に、お城のお抱え料理人たちが
パリの街に散り、飲食店(レストラン)を開業し、
宮廷料理から19世紀後半のナポレオン帝政時代にかけ
フランスの食文化が洗練されたものとなり、フレンチが確立しました。
B観光・旅行
19世紀末には観光旅行と言う、新しい人生の楽しみが生まれ
保養地、観光地などにレストランや、ホテルが生まれました。



C美食
ミシュラン・ガイドが星によるレストランの格付けを
1926年から始め、モータリゼーションなどで、
都会の美食から地方の美食も知られ、オーベルジュも
注目されるようになりました。


オーベルジュ特集

オーベルジュとホテル
その境界は曖昧ですが、ホテルは宿泊を主体として、
食事設備としてレストランなどが付随しているのに対して
オーベルジュは、食事(美食)を目的として宿泊設備が
付随していると言えます。



日本のオーベルジュ
オーベルジュが日本にやってきたのは、1980年代後半といわれて、
それ以来、日本のオーベルジュは独自の発展を遂げてきました。
フランスとは違い、洋食(フレンチ・イタリアン)、
ワイン文化の定着期間が必要であり、オーベルジュが
メディアで取り上げられるようになったのは、
1990年代後半からです。



@フレンチブーム
1980年代。フランスでの修業を終えた料理人たちが続々と帰国し
フランス料理店が次々とでき、フランス料理ブームに火がつき
始めました。



Aイタリアンブーム
1980年代後半から90年代のバブルの頃、「イタ飯」などと
云われ、ティラミスなどデザートスイーツも注目され
イタリアンブームが巻き起こりました。



Bワインブーム
ワインブームは、何度かありますが、1970年代から
テーブルワインブームなどで、ワインが家庭に普及し
1980年代後半から90年代のバブルのボジョレー・ヌーヴォー、
高級ワインブームで、レストランでのワインが普及しました



日本のオーベルジュの特徴
フランスのオーベルジュは、フレンチが基本ですが、
日本は、フレンチのみならず、イタリアンも定着し、
又、最近では和食など提供する料理の幅は多彩に進化、
食事主体は変わらないモノの、エステ・スパなども
備えるなど、日本独自のオーベルジュ・スタイルを
形成しています。



ペンション(清里)ブーム
1970年代から80年代にかけて「an・an」、「non-no」に
代表される女性誌が頻繁に取り上げたことにより、アンノン族が
大挙して押し寄せることで、いわゆる「清里ブーム」が起こり、
軽井沢など高原観光リゾートが注目されました。
それに呼応するかのように、若い女性に好まれるお洒落な
ペンションが多く建設され「ペンションブーム」も起こりました。



そこで出される食事も、お洒落なフレンチやイタリアンを出し
大きな売りになっていました。
フランスのように、長い歴史に養われたオーベルジュ的な
愉しみ方を日本での土壌を形成した大きなポイントです。

日本のオーベルジュ


オーベルジュ 花季

オーベルジュ 花季 (静岡・伊東温泉)
伊豆・伊東温泉の静かな川沿いに建つ、1日2組限定の
和と洋が融合した、和スタイルと言う珍しいオーベルジュで、
全室の天然温泉の古代檜の内風呂付で、器にもこだわり
ガラスの細い器で5種類の前菜が味わえる一皿は人気です。


日高オーベルジュ 
ナチュラルリゾート・ハイジア


日高オーベルジュ 
  ナチュラルリゾート・ハイジア
(北海道・日高)

メゾネットスイート・オーベルジュで、レストランでは、
自家農園で栽培する有機野菜や日高昆布など地元産食材を
使用したヌーベル日高キュイジーヌが味わえます。


オーベルジュ・ドゥ・シェマリー

オーベルジュ・ドゥ・シェマリー(長野・蓼科)
山荘をイメージしたシンプルな作りの客室が中心の
一日限定4組のプライベートオーベルジュです。
体に優しい野菜フレンチが味わえ、信州ワインは
開業時から集めてきた信州ワインが充実しています。


オーベルジュ ドゥ オオイシ

オーベルジュ ドゥ オオイシ(香川・高松)
フランス料理のシェフがつくる5部屋だけのオーベルジュで、
ディナーは屋島のふもと、緑に包まれたレストランで
瀬戸内の食材の中にもフランスの旬を取り入れたこだわりの
フレンチを楽しめます。


オーベルジュ内子

オーベルジュ内子 (愛媛・内子町)
愛媛県のほぼ中央で、昔懐かしい白壁の町並みが残る
内子町にあるオーベルジュで、和蝋燭の灯りで食べる
フランス料理や一年を通して様々なフルーツも魅力です。


オーベルジュ オーパヴィラージュ

オーベルジュ オーパヴィラージュ (千葉・館山)
東京から2時間余り南仏の香り漂うオーベルジュで、
お箸で食べられる気軽なフランス料理が楽しめます。
6つの貸切風呂も魅力です。


長楽館

長楽館 (京都・東山)
円山公園に佇む1909年に建てられた明治の洋館で、
全6室のホテルがあり、ディナーは、重厚な調度品をしつらえた、
ヴィクトリア様式のダイニングルームで
本格フレンチを楽しめます。


星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ

★星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ
         (高知・室戸岬)
高知を代表する2つの食「鰹」と「柚子」を多く使う事に
特徴がある鰹と柚子の黒潮オーベルジュです
洋深層水100%のディープシーテラピーも人気です。


> L'AUBERGE DE PLAISANCE 桜井

オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井(奈良・橿原)
フランス料理店を展開する「ひらまつ」が手掛ける全9室の
オーベルジュで、奈良県産の食材を使った本格フランス料理と
客室から臨む大自然が魅力です。



星野リゾート 界 熱海 別館ヴィラ・デル・ソル
◇スタンダード◇海のフレンチを味わう
登録有形文化財指定のオーベルジュステイ


星野リゾート 界熱海 
   別館ヴィラ・デル・ソル
(静岡・熱海)

界熱海の別館で、海辺に佇むオーベルジュで、
登録有形文化財のクラシカルな雰囲気の中、
海を眺めながらフレンチを楽しめます。


海一望海鮮洋食フルコースの宿
「ピーコックヒル」


★海一望海鮮洋食フルコースの宿
     ピーコック ヒル(静岡・伊豆高原)
評判の夕食はキャリア20年のオーナーシェフが作る伊豆海の
幸をふんだんに使用した洋食フルコースで、海一望2つの露天は
部屋毎の貸切制です。



posted by 橙花 薫 at 00:00| トレンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする