2016年03月09日

第39回日本アカデミー賞ミーハートーク(才能をド育てると言う事)



第39回日本アカデミー賞が開催され、それぞれ結果が出ましたが

ミーハー的トークとしてみました。



恵まれた環境

最優秀作品賞など多くの賞を獲得した是枝裕和監督の

「海街diary」は、綾瀬はるかさん・長澤まさみ・夏帆3さんの

3姉妹と腹違いの妹・広瀬すずの四姉妹の物語で、そんなに変化ある

映画ではなく、静の広瀬すずさん以外は、演技で大きな実績があり、



計算出来る女優さん達で、その反面、予定調和的になってしまいがちですが、

ブレイク前の広瀬すずが、3人の女優さんに絡んだ時に生まれる

ケミストリー(化学反応)や意外性が鍵となり、それが成功した感じです。

女優キャリアをスタートしたばかりの広瀬すずさんの感性や素質を



是枝裕和監督や三人の女優達始め、スタッフが引き出す環境で

広瀬すずさんは、恵まれた女優スタートを手に入れ幸せだと思います。

その意味では、少し前書いた橋本環奈さんも、主演女優・デビュー映画と言う

好環境を手にしたと言えます。



加速度

映画「ビリギャル」で最優秀主演女優賞ノミネートにされた

有村架純さんはドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課」の婦警役や

映画「阪急電車 片道15分の奇跡」の女学生などで、出番は少ないモノの

少し存在が注目され、NHK「あまちゃん」で、小泉今日子演じる主人公の



母親の若かりし頃を演じて人気を博し、ブレイクを果たすや、

「思い出のマーニー」の主演声優、舞台「ジャンヌ・ダルク」主演、

月9ドラマ主演とその加速度には驚かされます。

ビートたけしさんが審査委員長を務める「第25回東京スポーツ映画大賞」

の新人賞を受賞し、授賞式に出席し各映画賞を“総ナメ”状態の広瀬すずさんに



たけしさんは「それが危ないんですよ。これが終わると、新人じゃなく

なるんですから」とアドバイスしたそうです。

素質・感性で勝負出来る新人と違い、段々と演技・テクニックが要求され

人気と実力が伴わなくなり、プレッシャーや蓄積の無さから



潰れていく新人を見てるたけしさんらしい鋭いけど、優しいアドバイスです。

順調にキャリアを積む有村架純さんは、女優としてのかなりの蓄積を備え、

優しい顔立ちと裏腹にしっかりした女優魂を持っているようです。



牛歩の歩みから韋駄天に

映画「ビリギャル」で最優秀助演女優賞にノミネートされた

吉田羊さんは、舞台・ドラマなどキャリアが豊富な実力派女優ですが

テレビ的にブレイクしたのは、よく月9ドラマ「HERO」で城西支部唯一の

女性検事・馬場礼子役と言われますが、私的にはNHKドラマ「純と愛」での



ホテルウーマン桐野富士子役で、それ以後はドラマ・映画だけでなく、

CMブレイクするなど、一気に開花し感じです。

再放送ドラマなど、色んな役で出演していたのが解り、地道な

キャリアの積み重ねで、一気に大輪の花を咲かした感じです。



男性の地味・渋いキャリア実力派俳優を、ドラマなどメジャーで

主演したり、広いジャンルで活躍出来る人を見い出したり、魅力を

引き出す手助けが上手いのが遠藤憲一さん、大杉漣さん、寺島進さんなどを

北野武監督でしょう。



監督の才能を掘り起こす眼力

映画監督は、演出などの手腕とともに、その両輪となるのが、

俳優を見い出す眼力、そして、才能を引き出す能力ではないでしょうか。

是枝裕和監督、北野武監督、そして、映画「母と暮せば」で

初の受賞となった最優秀賞主演男優賞・二宮和也さんと



前年に続いての「連覇」となった最優秀賞助演女優賞・黒木華さんと言う

結果となった山田洋次監督でしょう。

山田洋次監督の「小さいおうち」では、黒木華さんをベルリン国際映画祭で

銀熊賞(最優秀女優賞)の受賞に導き、又、「幸福の黄色いハンカチ」では、

武田鉄矢さんをデビュー作で、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞に導いています。



二宮和也さんは、「硫黄島からの手紙」の演技が高く評価され、ジャニーズ初の

日本アカデミー賞候補に選ばれていますが、前年「永遠の0」で最優秀主演男優賞を、

「蜩ノ記」で最優秀助演男優賞のW受賞を達成したジャニーズ岡田准一さんの実績の

バックアップと映画「異人たちとの夏」と同様、「母と暮せば」は、幽霊の息子・



二宮和也さんと生きている母・吉永小百合さんとの演出が冴えが

大きな力となっている気がします。

又、山田洋次監督の昔ながらの映画を描きながらも、CGを多用して

当時のリアルな描写を再現する姿勢など、重鎮ながら、それに甘んじる

事無く、若者のような真摯なアグレッシブさは、最優秀映画魂賞を

授与しても良い感じです。



第39回日本アカデミー賞は、「海街diary」、「母と暮せば」など

微妙な心の交流を描いた映画が強かった印象です。




posted by 橙花 薫 at 23:17| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする