2014年11月26日

終焉と生き様

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)-ユニバーサル・ワンダー・クリスマス

高倉健さんが11月10日、83歳で終焉の時を迎えました。

高倉健さんと終焉に関して幾つか書いてみました。



奇しくも

演劇・映画・放送分野の俳優で、これまで4人しか贈られていない文化勲章の

受章者の内、山田五十鈴(12年7月9日死去)の他は、森繁久弥(9年11月10日死去)



さん、森光子(12年11月10日死去)さんと名優が相次いで、同日に死去され

不思議な縁と言うだけでは物足らないモノを感じています。



映画俳優

テレビ時代となり、映画を中心に活躍する映画俳優が少なくなり

男性では高倉健さんで、女性では吉永小百合さんが、その代表格でしょう。



渡辺健さん、浅野忠信さんなどがテレビにも出演はありますが、

映画に主軸を置く男性俳優でしょうか?



人気俳優から演技派、
俳優イメージ、国際派


東映の任侠路線で、人気俳優となり、「八甲田山」で演技派、

「ブラックレイン」で国際派、「幸福の黄色いハンカチ」で

影を持ち、じっと耐える俳優イメージを定着させました。



演技派より不器用なひたむき派

八甲田山で演技派として、映画賞もその後、数々受賞していますが、

器用な演技派と言うより「不器用ですから」のCM通り、

不器用ながら、只ひたむきに演技する姿が多くの人の心を

捉えた気がします。



★岡本太郎が芸術なら高倉健は演技で溜めから爆発

任侠路線で義理人情の為、忍耐を続け、堪忍袋の緒が切れ

かたき討ちなどでの力の爆発と言うスタイルが確立され、



その後、「八甲田山」の艱難辛苦の行軍達成、

「幸福の黄色いハンカチ」での妻との再会、

など心の爆発へと昇華させていきました。



★「南極物語」の高倉健・リキ

映画「南極物語」で、タロ・ジロをシャチから救う為、負傷し

力尽きるリキの姿は、何故かオーバーラップしてしまいます。



高倉健的な終焉

浜崎あゆみさんが、今年の「NHK紅白歌合戦」出場者リストに入って

いないこと解り、デビュー翌年の1999年からの連続出場は15回で途絶える

ことになり。浜崎さんは「ひとつの終焉(えん)」とコメントしています。

今年、浜崎さんは、意図的とも取れる、音楽番組に1本も出演がなく、



ヒット作に恵まれず当然予想された結果でもあるのですが、浜崎さん側も紅白・

越年ライブと負担が大きく、軸足を海外も含めたライブ活動に移していて、

ある程度両者の思惑が一致したという大人の事情もあるようです。

しかし、紅白を辞退するシンガーも多く、タイトな出場で、

NHKへの貢献が多大であるため、最後に花道出場と言うゴリ押しも

不可能ではなかった気がします。



V6の出場も、「あさイチ」、「軍師官兵衛」、「晴れ、ときどき

ファーム!」、Eテレ「みんなの手話」メンバー出演と、その貢献度の高さが

評価されたようです。

紅白は、レコード会社・プロダクションなど所属とその活躍や

NHKへの貢献のバランスを考慮し、中立・公共性の観点からHHKには

出場枠的なモノをあると言われているようです。



エイベックスは、ディズニー映画「アナと雪の女王」の劇中歌とアニメ

「妖怪ウォッチ」のテーマ曲という、今年を代表するヒット作はいずれも

エイベックスで、出場枠が大きく膨らむ上、V6の出場もあり、

エイベックスの後進の出場枠が減る可能性もあり、自分を育ててくれた

松浦 勝人社長やエイベックスに迷惑をかける義理人情的な側面もあったようです。



歌手人生で初めて越年公演のみに集中できる環境になったことを前向きに

受け止めている明るいコメントに隠されたポップスの女王と言うプライドと

義理人情の板挟みでの決断に、高倉健的終焉をちょっぴり感じてしまいました。



posted by 橙花 薫 at 23:47| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする