2017年11月20日

警視庁鑑識班8「不思議な展開・奇妙な関係」

2時間ドラマシリーズ「警視庁鑑識班」は、
西村和彦さん主演で、全第19話続いた人気シリーズです。

◎科学捜査ドラマ
今では、「科捜研の女」など、鑑識員が活躍する科学捜査ドラマは、刑事ドラマの一ジヤンルと云うより、独自のジヤンルを築き、多数製作され、人気となっています。
「警視庁鑑識班」は、1996年が、初回で、日本の本格科学捜査ドラマとして、先駆的な存在です。

◎分化・派生
鑑識ドラマが人気を博し、鑑識全般から、鑑識の一分野をピックアップした様々な科学捜査ドラマが出来ました。
○指紋
指紋捜査官・塚原宇平の神業(橋爪功)
○音響
音の捜査官・響奈津子(古手川祐子)
○血痕
血痕・警科研湯川愛子の鑑定ファイル
(竹下景子)
○検視・検死・法医
法医学教室の事件ファイル(名取祐子)
臨場(内野聖陽)
監察医・篠宮葉月死体は語る(高島礼子)
○骨
人類学者・岬久美子の殺人鑑定(大塚寧々)
○筆跡
文書鑑定人・白鳥あやめの事件ファイル(八千草薫)

◎警視庁鑑識班8
鑑識を絡めながら、時効を中心に、犯人、刑事、記者、被害者家族、刑事の家族が、経年変化で、それぞれの想いが変化し、有り得ないような不思議な関係を描き出していて、
シリーズでも異色なドラマとなっています。

◎ストックホルム症候群
誘拐や監禁事件で、犯人と被害者が、長期間接触し、被害者が、犯人に対して過度の同情や好意を抱く状況を意味しています。
犯人を中心に関係者が、皆、この症候群に罹患したような話で、奇妙な話ですが、何か引き込まれます。

◎あらすじ
新聞記者が、殺害され、現場から、14年前に同僚を殺害した女犯人の指紋が、発見され、
14年間この犯人を追い続けた専従刑事が、大阪から応援に来て、合同捜査が始まります。


◎専従刑事
実は、中山鑑識課員(西村和彦)の父は、刑事で、この刑事とコンビを組み、犯人を追っていて、心労が、重なり病死した経緯があり、後半年で、時効を迎えるので、何としても逮捕したい想いがあります。
長年犯人を追い続けた刑事は、犯人の性格、嗜好を知り尽くし、記者殺害については、
懐疑的で、中山は、反目します。

◎被害者家族
同僚殺人の被害者には、幼い息子がいて、
天涯孤独となり、今は、東京で荒んだ生活をしていて、殺害された記者は、同僚殺人事件を追う過程で、この息子と接触していた事が判明します。

◎同僚殺害犯
現在、内縁の夫と子供がいる平穏な生活を送っていて、子供は、同僚殺害時の息子と同じ位に、成長しています。
こちらも、新聞記者と接触していたことが判明します。

◎新聞記者
人望が厚く、優秀な記者で、とんでもない決断をした事が解り、事件が混迷してしまいます。

◎視線と笑顔
ラスト、新たに加害者家族となった親子を見詰める厳しい視線が、一瞬、安堵した笑顔になり、平常な表情に戻る被害者家族、さらに、その後ろから、そっと見守る中山の姿が印象的です。








posted by 橙花 薫 at 10:00| TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする